富士通は4月22日、デスクトップPC「DESKPOWER」の2008年夏モデルを発表。テレビとしても、PCとしても使いやすい高機能液晶一体型PC「FMV-DESKPOWER LXシリーズ」、大画面だが省スペース設計の一体型PC「FMV-DESKPOWER EKシリーズ」、コンパクトボディに機能性能を充実して、使いやすさにこだわった「FMV-DESKPOWER CEシリーズ」の3機種が登場した。それぞれ4月24日発売予定。

FMV-DESKPOWER LXシリーズ

「FMV-DESKPOWER LXシリーズ」は、店頭用に「LX/A70D」「LX/A50D」の2モデルが登場。全機種でデジタル3波チューナーを搭載し、ダブル録画にも対応。デジタル放送をHD解像度のまま、視聴・録画・再生できるだけでなく、ムーブ(移動)、ダビングが可能。もちろん新規格「ダビング10(コピー9回+ムーブ1回)」にも対応している。「Dixelエンジンボード」の「あざやかウィンドウ」機能により、肌色や海・空の青、草木の緑を細部まで鮮やかに表現。しかも、パソコンを快適に使える静音設計「サイレント・クーリングシステム」を採用している。

FMV-DESKPOWER LX/A70D

FMV-DESKPOWER LX/A50D

AV機能が強化され、メモリーカードを差し込んでワンクリックするだけで、画像データの自動保存、スライドショーの表示が可能となっている。また、英和/和英/漢字辞典などを追加し、辞書数を7種類から11種類に拡充している。

仕様面では、Windows Vista/Microsoft Officeの快適な利用環境を提供するService Pack 1に対応。全機種でインテル Core2 Duo プロセッサー E4600と2GBメモリ(1GB×2)を搭載し、CPU負荷の高い処理も快適に利用できる。DVD(スーパーマルチドライブ)、USB、メモリーカードでフロントアクセス方式を採用することで操作性を向上させている。

液晶サイズは「LX/A70D」が22インチワイド液晶、「LX/A50D」が19インチワイド液晶を内蔵。ハードディスクは「LX/A70D」が約500GB、「LX/A50D」が約320GB。

店頭予想価格は、「LX/A70D」が26万円台半ばで、「LX/A50D」が23万円前後となる。

直販サイトでスペックを細かく指定

Web直販モデルでは、「LX/A70N」「LX/A65N」「LX/A50N」「LX/A45N」を発売。「LX/A70N」「LX/A65N」が22インチワイド、「LX/A50N」「LX/A45N」が19インチワイド。CPUは、「LX/A70N」「LX/A50N」がCore2 Duo E4600、「LX/A65N」「LX/A45N」がPentium デュアルコア E2180と選択可能。TV機能では「LX/A70N」「LX/A50N」が地上デジタル1波と地上デジタル3波(ダブル録画対応)が選択でき、「LX/A65N」「LX/A45N」が地上デジタル1波が用意されている。また、メモリーは4GBが選択可能で、Officeでは、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007(SP1)も選べる。

「FMV-DESKPOWER EKシリーズ

FMV-DESKPOWER EK/A30

「FMV-DESKPOWER EKシリーズ」では、店頭モデル「EK/A30」が登場。フロントパネルにスタイリッシュで落ち着いた雰囲気を持つ「プレミアムシルバー」を採用することで高級感をアップさせた。上方排気を採用することで、壁際や部屋の角など場所を選ばず設置できる。画面は「スイーベル&チルト機能」により見やすい角度に調整可能。また、静音設計「サイレント・クーリングシステム」を採用することで、静かで快適に使用できる。ソフトウェアでは、Office 2007のほか、辞書や地図ソフトなど厳選された実用的なソフトを用意。買い換え時に、データや使い慣れたパソコンの環境を簡単に移行できる「PC乗換ガイド」を搭載している。

OSはWindows Vista Home Premium with SP1、CPUはCeleron 540(1.86GHz)、メモリは1GB、ハードディスクは約320GBで、光学ドライブはスーパーマルチドライブ。サイズは445×213×390mm、質量は約11.9kg。

店頭予想価格は14万円台半ばを予定。

Web直販でスペックを細かく指定

Web直販モデルでは、「EK/A50N」「EK/A30N」を用意。CPUは「EK/A50N」がCore2 Duo T8100、「EK/A30N」がCeleron 540と選択可能。メモリーは「EK/A50N」が1GB、2GB、4GB、「EK/A30N」が1GB、2GBと選択可能。ハードディスクは両モデルとも約160GB、約320GBが選べるようになっている。サイズは445×213×390mm、質量は約11.9kg。

「FMV-DESKPOWER CE」シリーズ

FMV-DESKPOWER CE/A909

「FMV-DESKPOWER CEシリーズ」は「CE/A909」「CE/A509」「CE/A409」の3モデルを用意。省スペースだが、大画面の19インチワイド スーパーファインVX液晶、ネットショッピングの決済や電車の利用履歴照会などをかざすだけで使える「FeliCaポート」を搭載し、静音設計「サイレント・クーリングシステム」を採用している。また、「CE/A909」「CE/A509」は高速なグラフィックカードを増設可能な「PCI Express x16スロット」を持つ。

仕様面では、Windows VistaとMicrosoft Officeを快適に利用できるService Pack 1に対応し、2GB(2GB×1、4GBまで増設可能、「CE/A409」のみ標準1GB)を搭載している。画像や映像など、大量のデータを保存できる500GBのハードディスク(「CE/A409」のみ約320GB)を持ち、「マルチモニタ」機能に対応できるようにDVIとアナログD-Subの両出力が可能となっている。CPUは、「CE/A909」がCore2 Quad Q9300(2.5GHz)、「CE/A509」「CE/A409」がCore2 Duo E4600(2.4GHz)を搭載している。  縦置き時(台を含む)で、「CE/A909」「CE/A509」のサイズが190×368×365mm、質量7.8kg、「CE/A409」のサイズが179×338×344mm、質量約7.0kg。

店頭予想価格は「CE/A909」が25万円前後、「CE/A509」が21万円前後、「CE/A409」が17万円前後となる。