○コンパクトでわかりやすい。作り慣れた感じ

ボディは非常にコンパクト。右手にころんと収まるような感じだ。重量も一眼レフとしては軽量で、500gを切っている(本体のみ)。それでいて、大人でも右手が窮屈に感じるようなことはない。グリップはとてもしっかりしている。特に高級というわけではないが、作り慣れた、こなれた感じを受ける。

シャッターボタンは半押しまでが軽く、そこからが重いタイプ。間違ってシャッターが切れることも少ないだろう。レリーズ音は軽快というわけではないが、ちゃんと機械が動いている感じだ。音量もよく抑えられている。このあたりの機械の作りはニコンらしく、うまく作っていると思う。

ボタンは非常に少なく、シンプル。小さなボディだが、モニターが今となっては小さめの2.5型ということもあり、ボタンはそれぞれ十分なスペースに置かれている。ボタンのタッチは軽く、ストロークが長めで優しい操作感。十字キーもクリック感があって操作しやすい。

ただ、露出補正ボタンの横に置かれた「アクティブD-ライティング」ボタンがよくわからなかった。いい機能なので使ってほしいということだとは思うが、ちょっと唐突な感じがする。いっそのことカスタムボタンにして、好きな機能を割りつけられるようにしたほうがいいのではないか。ちなみにD40xの同位置には「情報表示」ボタンが置かれていたが、D60では拡大ボタンが情報表示も兼ねることになった。

手のなかに収まってしまうボディ。手の小さな人でも大丈夫

レリーズの状態。ごく自然に操作できる

露出補正。シャッターボタン手前のボタンを押しながら、背面のダイヤルを回す

メニュー操作はスタンダード。迷うことは少ないはず

主に使用する背面のボタン類。情報表示から設定が可能なので、拡大ボタンを多用することになる

上面にはあまり置かれていない。常用するのはシャッターや露出補正ボタンぐらいか

速くなったスクロール

画像の拡大は、左下の拡大ボタンを連打する方式。撮影直後の確認表示からでも拡大は可能だ。最大倍率は25倍(画像サイズ:L)で、"そこまで要らないだろう"というところまで大きくできる。ただし拡大が始まるのは常に画像の中央で、左右のAFポイントを使ってピントを合わせても、そこが拡大されるわけではない。また、拡大した状態でダイヤルを回せば、同じ倍率、同じ位置を保ったまま、前後のカットに移動する。同じカットを複数撮影した際の確認に便利。

ひとつ気付いたのは、D40xよりもスクロールが格段に速くなったこと。D40xではスクロールの初期に4回ほどコマ送り状態になり、これがとてももどかしく感じる理由になっていた。D60ではこのコマ送りが短く、すぐにスクロールが始まるし、スクロールそものも速い。ざっくりスクロール速度を比べたところ、左右の端から端まででD40xが10秒強なのに対し、D60は5秒弱だった。2倍以上速くなったことになる。これならストレスは感じないだろう。

標準の再生画面

ヒストグラムも表示する。この無骨な表示が見やすくていい

撮影した画像の情報は細かく表示される

拡大は25倍まで。拡大した状態でのスクロールがとても速くなった