F1100のデザインは通話にも最適。長年ケータイを作ってきた富士通が、日本国内向けに作ったオリジナル端末であることが、このようなスタイルを実現できた要因のひとつだろう。まさに、初めてケータイからスマートフォンに移行する人に最適な作りとなっている。
ただし、これまでドコモが発売してきたスマートフォン「M1000」「htc Z」などがそうであったように、iモードには非対応。iモードボタンも付いていないし、iモード専用サイトの閲覧はできない。メニュー画面も、通常のスマートフォンよりはケータイに近づけているが、普通のケータイとは異なる。このあたりは、ケータイからスマートフォンへのハードルのひとつとなるかもしれない。
入力もスムーズ
多くのスマートフォンはQWERTYキーボードを備えている。これにより、メールをはじめとした文字入力のしやすさ、ケータイより優れていた。F1100はこのフルキーボードが付いてないため、「T9」と「ATOK」で文字入力をカバーしている。T9は子音を入力するだけでそれに合った言葉を自動的に候補として表示する技術。そしてATOKの変換性能をあわせ持つことで、フルキーボードに負けないスムーズな文字入力を実現した。たとえば、"おはよう"の場合、1681と打ち込むだけで変換候補に"おはよう"が表示され、20546と打ち込むだけで変換候補に"こんにちは"と表示される。学習機能が付いているため、以前入力したフレーズはスムーズに変換される。
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T9の設定画面。文字入力の状態で[*]キーを1秒以上押すことで、かな入力方式とT9入力方式を切り替えられる |
通信機能が充実
F1100は通信機能が充実。FOMAハイスピード(受信最大3.6MbpsのHSDPA)が利用できることで、快適な通信が可能。さらにIEEE802.11a/b/g対応の無線LANも搭載し、サービスエリア内なら高速通信が可能となっている。プロファイルは最大20件まで登録可能。「スタート」→「設定」→「接続」→「WLAN環境設定」→「接続先指定」→「指定接続」から、プロファイルで設定した接続先を優先順位リストに登録することで、アクセスポイントをその順番にスキャンして接続するようになる。一方、接続先を指定せずにアクセスポイントを探す場合は「指定接続」から「一時接続」に設定を変更。これで、その場で接続できるアクセスポイントを探して接続することができる。
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接続先指定を一時接続にした状態で、ホームキーを長押しするとアクセスポイントを自動的に探してくれる |
また、F1100の無線LAN機能は、IP電話で標準的に用いられるプロトコルであるSIPにも対応。オフィスなどに構築されているSIPベースのIP電話網に接続可能だ。4月中旬以降にはドコモの企業内IP電話ソリューション「PASSAGE DUPLE」「ビジネスmopera IPセントレックス」をサポート。F1100一台あれば、オフィス内では内線電話、外出時にはFOMA網を使ったシームレスな音声通話を実現している。
ただし、Bluetoothヘッドセットは無線LANの利用時には使用できないため、IP電話中も使用できない。
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SIPの設定画面も用意されている。ここで、SIPサーバやIP電話の設定を行う |


