crossnoteとは?

crossnoteとはアップディティットが提供するオンラインワープロサービスだ。オンラインワープロというとGoogleDocsなどのWebブラウザベースのサービスが注目を集めているが、crossnoteはPCに専用のクライアントソフトウェアをインストールする必要がある。このクライアントソフトウェアはEclipse RCPをベースとしており、Webブラウザベースのサービスと比べ優れた操作性を実現している。

また、 crossnoteは単にオンラインでドキュメントを編集できるというだけではなく、1つのドキュメントを複数のユーザーで編集することや、ドキュメントの世代管理といった機能も提供されている。ドキュメントの差分は他のユーザーにもわかりやすく通知されるので、他のユーザーの変更内容を見落とすこともない。例えばソフトウェアの仕様書をcrossnoteで記述することで、仕様変更時の仕様書の修正内容をプロジェクトメンバーが簡単に把握できるようになる。大規模なプロジェクトになればなるほどこういったメリットが生きてくるはずだ。

crossnoteのもう1つの特徴はユーザー管理、セキュリティ管理といった機能が非常に充実していることだ。特にセキュリティ周りには力が入れられており、サーバとの通信にSSLを使うのはもちろんのこと、クライアントPCの作業領域に格納されるデータは全て暗号化されている。また、ドキュメントの参照/編集や、印刷やコピー&ペーストについてもユーザの権限によって制限をかけることができる。機密資料の持ち出しによる情報漏洩のリスクを減らすことができるだろう。

なお、crossnoteは有償のサービスではあるが、オープンソースコミュニティ向けに無償利用可能なライセンスを提供している。また、無料のトライアルも可能なので、気になった方は是非試してみて欲しい。