いまのところFriioソフトウェアは、Friioを利用して、放送波にかかっているMULTI2暗号のままの録画ファイルを生成するプログラムと、B-CASカードを利用してMULTI2暗号を復号しMPEG2-TSストリームファイルにするプログラムの2つで構成されている(それぞれソースコードのみの配布)。また、MULTI2暗号を復号しMPEG2-TSストリームファイルにするプログラムは、試験・研究目的コード「ARIB STD-B25 仕様確認テストプログラムソースコード」を基にしている。

これらソースコードのうち、まず録画プログラムのビルドをターミナル上で行った。

$ unzip up0253.zip
$ cd workproject
$ make

これで「work」という実行ファイルが得られる。次にデコードプログラムのビルドを行った。

$ unzip up0259.zip
$ cd b25_linux_ver015/arib25
$ make

これで、展開したソースコード内にあるsrcフォルダの中に、実行ファイル「b25」ができる。

最後に、Friioソフトウェア添付のドキュメントに従って、/etc/libccid_Info.plistの内容を書き換えた。これは、一緒に配布されているlibccid_Info.plistをそのまま/etcに上書きコピーしてもよいようになっている。