Socket AM2でもACアダプタ駆動で

AOpenからもSocket AM2のMini-ITXマザーボードが登場。「nMCP68St-LA」という製品で、入荷したのはTSUKUMO eX.。すでにAlbatronやMSIからも同様にSocket AM2のMini-ITX製品は出ているが、これまでの2製品とは違ってnMCP68St-LAはACアダプタ駆動となっており、バックパネルに直接、電源入力端子が付いている。価格は28,780円と、ACアダプタ付属としては安いのも魅力だ。

AOpenの「nMCP68St-LA」。NVIDIAチップセットを採用した

バックパネル。左端に電源入力端子が付いているのが見える

搭載チップセットはNVIDIAの「GeForce 7025+nForce 630a」で、バックパネルにVGA出力を備える。CPUはAthlon 64 X2までとなっており、残念ながらクワッドコアのPhenomには対応していないようだが、Athlon 64 X2でも動作確認が取れているのは65W版のCPUまでのようなので注意したい。CPUクーラーは薄いタイプのものが付属しているので、省スペースPCなどにもいいだろう。

HDDなどの電源は基板上のポート(黄色いシールの場所)から供給する

分岐ケーブルやSATA電源変換ケーブルなども付属している

ACアダプタの容量は135W。サイズはそれなりの大きさ

製品には薄型のCPUクーラーも同梱されている

拡張スロットはPCIが1つ。メモリはSO-DIMM×2スロットとなっており、最大で4GBまで搭載可能。そのほかオンボードでSATA×2ポート、IDEコネクタを備えている。

過去最大級の巨大CPUクーラー!

サイズから21日(木)に発売予定の巨大CPUクーラー「OROCHI(大蛇)」のサンプルが各店に入荷している。120×194×155mmと超巨大なもので、ヒートパイプは10本搭載。重さは1,155gと、アルミ製フィンながら余裕で1kgオーバーの製品となっている。価格は7,000円前後となる見込み。

サイズの超巨大CPUクーラー「OROCHI(大蛇)」。隣のリテールクーラーがおもちゃに見えるデカさ

ヒートパイプは6mm径を全部で10本。形としては同社のANDYクーラーが2段になったような感じだ

500rpmの14cmファンが付属しており、取り付け位置はトップ・サイドのどちらも可能。回転数が低いためにノイズはわずか10.8dBAとなっており、静音向けに良さそうだ(ファンレスにも対応している)。ただこれだけ大きいとケースに入るかどうかが気になるところだが、同社の検証リストによると、アクリル製ミドルタワーケース「9-BAY ATX」がトップフローにも対応しているようだ。

トップと両サイドのどちらにも取り付けが可能。ただトップフローのときは背がより高くなるので、さらにケースを選びそうだ

ちょっと変わったSATAケーブル

コネクタから横方向にケーブルが伸びている、ちょっと変わったSATAケーブルがアイネックスから新登場。通常、SATAケーブルのコネクタ部では、ケーブルが真っ直ぐ出ているか、下方向に曲がっているものしかなかったが、これは横方向に曲がっているのだ。

横方向に出るSATAケーブル。コネクタの組み合わせが2タイプ用意されている

ニッチな製品ではあるが、マザーボードのレイアウトによっては、こちらの方がすっきり配線できるケースもあるかもしれない。価格は30cm長が830円、50cm長が900円。コネクタの組み合わせも2タイプが用意されている。

これはどちらも横に出るタイプ

こちらは片側だけ横になっている

AeroCoolの低価格3chファンコン

AeroCoolの「EasyWatch」は、3.5インチベイ内蔵用のファンコントローラ。価格は1,980円と、3ch制御、カラーLCD装備のファンコンとしては安いのが魅力だ(ただし制御は全自動モードのみで、マニュアル操作はできない)。カラーはシルバーとブラックの2種類が用意されている。

AeroCoolの低価格ファンコントローラ「EasyWatch」。カラーは2色

3ch分のファン回転数、CPU/VGA/ケース温度の全てを同時に表示できる