Eye-Fi Card

米Eye-Fiは1月30日 (現地時間)、Nikonとのコラボレーションを発表した。Nikonのエントリーモデルのデジタル一眼レフカメラ「D60」が「Eye-Fi Card」用の設定をサポートする。

Eye-Fi CardはIEEE 802.11b/gの無線LAN機能を備えたSDメモリーカードで、昨年10月に米国で発売開始された。Eye-Fi Cardを入れたデジタルカメラが、あらかじめ設定した無線LANの範囲に入ると、Eye-Fi Cardが自動的にネットワークに接続し、PCや写真共有サービスなどに撮影した写真を転送する。デジカメとパソコンのケーブル接続や画像の転送作業の手間を省くアイディアが評価されており、1月上旬に米ラスベガスで開催されたInternational CESではYahoo! Techの"Last Gadget Standing"コンテストを勝ち残り、またMacworld Conference & Expoでは"Best of Show"に選ばれた。

Eye-Fi CardはSDメモリーカードスロットを備えるほとんどのデジタルカメラに対応する。簡単な設定だけで、あとはEye-Fiカードをデジカメに入れて撮影するだけという手軽さが評価につながっているが、D60ではさらに快適に利用できるという。Eye-Fi Cardを挿入するとD60が自動的に同カードを認識し、無線LANを通じた写真の転送に最適な電源設定に切り替わる。また今年の春からEye-Fi Cardがサポートするオンライン写真サービスにNikonの「my Picturetown」が追加される。