今週末、秋葉原ではイベントが2つ予定されている。1つはWindows Vistaの発売1周年記念イベントで、26日(土)の13時から、カフェソラーレを会場として開催される。注目は、高橋敏也、笠原一輝、後藤弘茂といったライター各氏がトークセッションを行うことだ。また当日の購入者には、有機ELテレビなどが当たる抽選会も用意されている。
もう1つは自作ユーザー向けのイベント「DIY PC Expo 2008」で、こちらは26日(土)・27日(日)の2日間にわたって開催される。各社の最新製品が展示されるが、ZALMANの3Dモニター「ZM-M220W」を使ったゲームデモは注目。また各社の担当者が登場するセミナーも、濃い内容が揃っているので要チェックだ。こちらの会場はダイビル2階の秋葉原コンベンションホールなので間違えないように。
ATIのハイエンド! Radeon HD 3870 X2
AMDの未発表GPU「ATI Radeon HD 3870 X2」を搭載するグラフィックカードが店頭に登場。入荷が確認できたのはConnect3D、SAPPHIRE、PowerColorの製品だが、いち早く発売されたConnect3Dは完売となっている。価格は、Connect3Dが59,800円、SAPPHIREが62,000円~64,000円前後、PowerColorが62,980円(T-ZONE PC DIY SHOP)。
何れもリファレンスデザインの製品と見られ、825MHzのコアクロック、1.8GHzのメモリクロック、GDDR3 SDRAM 1GBのビデオメモリ、2スロット厚といった仕様は共通。ただし、Radeon HD 3870と比較すると、コアクロックは775MHzから高速化されているものの、メモリはGDDR4 2.25GHzからスペックダウンしている。
Radeon HD 3870 X2は、カード上にGPUをデュアルで搭載する製品。価格もちょうどRadeon HD 3870搭載カード2枚分といったところで、シングル3870カードを2枚買ってCrossFireにするのとどちらがいいか迷うところかもしれない。
今後の入荷予定についてだが、近日中に、ATI(AMD)純正とMSI製も登場する模様だ。MSI製はオーバークロック版(850MHz)も用意されるということだ。
エントリー向けの3400シリーズも
今週、AMDからはRadeon HD 3000シリーズのエントリー向け~メインストリーム向けとなる「Radeon HD 3400」「同 3600」シリーズが発表されたが、そのうちのRadeon HD 3450を搭載する製品が早くも発売となっている。製品はSAPPHIRE製で、コアクロック・メモリクロックともリファレンス通り。価格は6,000円~7,000円前後。
あのファンレス8800 GTが再び
先月末、玄人志向からGeForce 8800 GTを搭載しながらファンレスを実現した製品が発売されたが、そのメモリ1GBバージョンとなる「GF8800GT-E1GHW/HS」が新登場。512MB版と同様の大型クーラーを搭載したもので、価格は39,000円~40,000円前後。コアクロック・メモリクロックとも同じで、メモリ容量だけ増加している。
また玄人志向からは、メモリ1GBのファン搭載バージョン「GF8800GT-E1GHW」も発売となっている。メモリ1GB版としては、価格が33,573円(クレバリー1号店)と安いのも魅力だろう。
なんとRadeon HD 3850でAGP!
Radeon HD 3000シリーズとしては初となるAGP版のグラフィックカード「3850 PCS 512MB AGP」がPowerColorから登場。GPUはRadeon HD 3850(668MHz)、メモリは512MB GDDR3で、もちろんAGP版の製品としては最速となる。クーラーはZEROtherm製を採用しており、価格は33,500円前後。