NECは、より高性能を求められるCGやCADといった分野で活躍するワークステーション「SEGUENTE」シリーズに、新モデル4機種を発表。クアッドコアCPUやハイエンドグラフィックスカード、水冷システムなどを搭載した新モデルをラインナップする。また、以下に紹介する基本モデルは、メモリとHDD、グラフィックスカードなどのカスタマイズが可能となっている。
「SEGUENTE Express5800/56Xe」
「SEGUENTE Express5800/56Xe」は、CPUにクアッドコアXeonを採用した業界最高水準の性能を持つハイエンドモデル。メモリが最大16GBまで増設できるうえ、Quadro FX 4600といった高性能グラフィックスカードが選べるので、科学技術計算や金融といったハイレベルなシステムを要求するシステムにまでも対応できる。
CPUはXeon X5460(3.16GHz)で、チップセットはIntel 5000X。メモリは2GB(最大16GB)で、HDDは73.2GB。グラフィックスカードはQuadro FX4600を搭載する。現在すでに発売中で、価格は109万5000円。同時に、80GBのHDDとQuadro FX1700グラフィックスカードを搭載した78万5000円のモデルも発売。
サイズは220(W)×546(D)×440(H)mmで、重量は21kgのミニタワーモデルとなる。
「SEGUENTE Express5800/54Cc」
NECのサーバシステムなどで実績のある水冷システムを搭載したのが、「SEGUENTE Express5800/54Cc」だ。この冷却システムにより高性能CPUやハイエンドグラフィックスカードを搭載しながらも、35dB以下という静音環境を実現する。
CPUは、Core 2 Duo E8500(3.16GHz)で、チップセットはIntel X38 Expressを採用。メモリは1GB(最大8GB)で80GBのHDDを搭載している。グラフィクスカードはQuadro FX3500。価格は53万4000円、発売予定日は2月1日となっている。CPUをCore 2 Duo E6850(3.0GHz)、グラフィクスカードをQuadro NVS285にしたモデルもあり、こちらは33万9000円で発売中となる。
サイズは155(W)×432(D)×400(H)mmで、重量は14.5kgのスリムタワーモデルとなる。
「SEGUENTE Express5800/54Xf」
「Express5800/54Xf」は、Core 2 Quad Q6600(2.40GHz)を採用することにより、高いコストパフォーマンスを実現したミドルレンジモデルだ。ミドルレンジだが、グラフィクスカードはQuadro FX4600といったハイエンドタイプを搭載する。
CPUは、Core 2 Duo E8500(3.16GHz)で、チップセットはIntel X38 Express。1GB(最大8GB)のメモリと146.5GBのHDD、Quadro FX4600グラフィックスカードを内蔵する。現在発売中で、価格は74万9000円。CPUをCore 2 Duo E8500、HDDを80GB、グラフィックスカードをQuadro FX570にしたモデルもあり、こちらは36万8000円で2月1日発売予定。
サイズは176(W)×455(D)×448(H)mmで、重量は15kg。ミニタワーモデルとなる。
「SEGUENTE Express5800/53Xe」
「Express5800/53Xe」は、Core 2 Duo E8500(3.16GHz)を採用した省スペースモデル。「Express5800/54Xf」から容積比で実に49パーセントのスリム化を実現している。
CPUはCore 2 Duo E8500(3.16GHz)で、チップセットはIntel X38 Express。メモリは1GB(最大8GB)でHDDは80GB。グラフィクスカードにはQuadro FX1700を採用する。価格は41万1000円で、2月1日発売予定。CPUをCore 2 Duo E4300(1.80GHz)に、グラフィックスカードをQuadro FX570にしたモデルは現在発売中で、価格は27万5000円。
サイズは136(W)×388(D)×335(H)mmで、重量11kgのマイクロタワーモデルとなる。