IDG Network傘下のInfoWorldは、Windows XPの正規OEMライセンス提供期間延長を求めるオンラインキャンペーン「Save Windows XP」を開始した。

Microsoftは、Windows Vistaの発売当初の予定では、今年1月末でWindows XPの正規OEMライセンス提供を打ち切るとしていたが、このプロセスの変更方針を昨秋に発表。Windows XPは、提供期間を5カ月延長し、今年6月30日まで正規OEMライセンスで提供されることになっている。

しかしながら、InfoWorldは、多くの企業や個人ユーザーが、Windows Vistaへの移行をためらっている現状も見受けられると憂慮。現時点では、Windows XPからの移行に多大の金銭と時間を費やしても、それに十分に見合った効果が得られ難いとの理由から、Save Windows XPを立ち上げるに至ったと説明している。

今月14日には、同キャンペーンの核となる署名運動「HELP SAVE XP Petition」がスタート。Windows XPのライセンス提供期間を無期限に延長してほしいとの願いを、だれでもインターネット上で手軽に伝えられるコーナーが用意されている。すでに開始後の最初の24時間で、全世界から1万3,000人を超す勢いで署名が集まったとしている。集められた全署名はMicrosoftに提出され、真剣な訴えが行われるという。

さらに、Save Windows XPのテーマにちなんだ投稿動画を募集するビデオコンテストも開催中。同社は、Windows XPの提供延長を求める今回のキャンペーンを、真摯な姿勢で進めていくとしているものの、世界中のユーザーと楽しく盛り上げて実施していきたいとの願いも表明している。