マルチメディア用途を意識した個人向けミッドレンジデスクトップ「XPS 420」

デルは5日、同社の個人向けPCのプレミアムブランド「XPS」シリーズの新製品として、ミドルレンジクラスのハイパフォーマンス・デスクトップ「XPS 420」を発表した。価格は14万9,000円から。11月6日より販売を開始する。

XPS 420は、インテル Core 2 Quad Q6600や、発表されたばかりのNVIDIA GeForce 8800 GTX、物理演算プロセッサ「AGEIA PhysX」搭載カードといったハイエンドパーツの選択が可能。同社PCでは初となる340×240ピクセルのカラーLCD液晶「ミニ・ビュー」やPDA・携帯電話などの携帯端末の充電用ステーション「チャージステーション」を本体上部に備えるのが最大の特徴だ。また、OSを起動しなくても音楽や映像が楽しめるMedia Controlボタンも用意されている。さらに、「Adobe Photoshop Elements 6.0」、「Adobe Premiere Elements 4.0」、および「Adobe Soundbooth CS3」がセットになった同社専用パッケージ「Adobe Elements Studio」に加え、専用マウスパッド、ヘッドホン、バインダーなどが同梱される。

同社では、ホームサーバープラットフォームとしての利用や写真・音楽・動画などのデジタルコンテンツの鑑賞・編集、オンラインゲームといった幅広いエンターテイメントを想定用途として挙げている。

BTOオプションは、CPUがCore 2 Quad Q6600(2.4GHz)、Core 2 Duo E6750(2.66GHz) / E6850(3GHz)、チップセットがインテル X38 Express、メモリについては4本のメモリスロットに1~4GBまでのPC2-5300 DDR2 SDRAMを搭載可能だ。グラフィックスカードは、NVIDIA GeForce 8600GTS 512MB / 8800 GTX 768MB、ATI Radeon HD 2400 PRO / 2600 XTほか、Aegia PhysX搭載PCIカードを利用する。HDDは160/250/320/500/750GB(SATA)が用意され、160GBから1.5TBまでを最大2基搭載できる。光学ドライブはDVD-ROM/DVD+/-RW、コンボドライブ、Blu-ray Discドライブ。その他の機能はギガビットLAN、IEEE1394など。

本体サイズは188(H)×457(W)×451(D)mm、重量は約14.1kg。OSはWindows Vista Home Premium、またはUltimateがプレインストールされる。