以上で作業は完了だ。再起動したiPod touchのSpring Boardを見ると(Photo30)、新たなアイコンが増えているのが分かるはずだ。ただ、情報の項目は特に差がない(Photo31)。そこでInstallerを呼び出すと、様々なアプリケーションが登場する(Photo32)。

Photo30: SMBPrefsがSpringBoardのカスタマイズツールSummerBoardの設定。Installerが、サードパーティのアプリケーションを導入するためのインストーラ

Photo31: ビデオが"3"になっているが、これはtouchFreeとは無関係で、筆者がテストのためにiTunesで転送したもの

Photo32: これは比較的初期段階のもの。いくつかのアプリケーションをインストールすると、さらに多くのアプリケーションがインストール可能になる

もっとも、いい気になってあれこれインストールしていたらこんなエラーが登場し(Photo33)、最後にはSpring Boardがこんな状態に(Photo34)。インストールしたアプリケーションは触れても、肝心のミュージックとかビデオ / 写真に触れないという、iPod本来の使い方からするとどうにもならない状態になってしまった。

Photo33: 7GB以上を余っている状態でインストールを始めており、おおむね20程度をインストールした状態でこのメッセージが登場した。なので、ディスク(というか、フラッシュメモリ)の容量そのものではなく、ヒープとか内部の作業エリアとか、そういったものが一時的に足りなくなっただけではないかと思う

Photo34: 一番下にあるべきミュージック / ビデオ / 写真 / iTunesのアイコンがなぜか一番上に。しかも一切触れない状態になってしまった。SMBPrefsで色々設定したり、一度SMBPrefsを削除して再インストールしてみたりしても、状態に変化なし。あたるを幸いインストール、というのは危険であることを身を持って証明してしまった

今回はtouchFreeを紹介するのが本題ではないので、このあたりで諦めて放棄したが、まぁそんなわけで、動かなくなるリスクは存分にあることを自覚の上でそれでも興味あるという人柱志願の方は試していただきたい。

余談ながら、Apple本国の10月17日付けの"Third Party Applications on the iPhone"というメッセージ(掲載記事はこちら)で、来年2月を目処にiPhone / iPod touch用のサードバーティ向けSDKを公開することを明らかにしており、普通のユーザーはこれを待った方が無難である、ということを付け加えておく。