【レポート】iPhone分解レポート - 搭載チップを探る」に続いて今度はiPod touchである。今さらという気もしなくはないのだが、ご紹介したいと思う。

開封~インストール

さてパッケージはiPhoneよりやや小さめ(Photo01)。開封すると台座にiPod touchが鎮座しているあたりはiPhoneと良く似ている(Photo02)。

Photo01: 幅90×高さ40×奥行き145mm(実測値)

Photo02: ただこのパッケージに関しては個人的には「?」ではある。普通にデフォルトのiPod touchの画面の方が良かったような

内容物はかなり少なく、iPod touchとケーブル、簡単な説明書、クリーニングウェスなどである(Photo03)。ケーブル類は手前の白い袋にまとめられており、開封するとUSBケーブル、イヤホンとスタンドが出てくる(Photo04)。

Photo03: 右手前がクリーニングウェス。一応ロゴ入り。他にAppleマークのシールなども同梱される

Photo04: 一番左の白いカバーは「Apple Universal Dock」用のアタッチメント。筆者の環境では無用のものだ。右のスタンドも最初、取り付け方にちょっと悩んだ

本体はこの通り、[Home]ボタンがあるだけのシンプルな形状(Photo05)。ポケットに入れるとちょっとはみ出すかな? という程度のサイズである。単体だと分かりにくいかもしれないので(?)、比較対象も用意したのがPhoto06

Photo05: 幅61.8mm×高さ8mm×奥行110mm

Photo06: というか、余計分からん

裏面はメタリック加工だが、鏡の代わりに使うにはちょっと平滑度が足りない印象(Photo07Photo08)。それはともかく、頂上には電源スイッチが配される(Photo09)。一方底面はUSBコネクタとイヤホンジャックが配される(Photo10)。

Photo07: パネルが一瞬アルミ製かと思ったが、そうではなくスチール製だった。なので、根性を入れてコンパウンドで磨けばもう少し綺麗になるかもしれない

Photo08: 逆向きにしてみる。パネルの剛性はかなり高いので、尻ポケットに入れても折り曲げてしまう心配はなさそうだ。

Photo09: 左が電源スイッチ。右の樹脂部分は(後で分解するとわかるのだが)Wi-Fiのアンテナが格納されている部分

Photo10: イヤホンは一般的なステレオジャック。コネクタは幅広タイプだが、ケーブルの方を見たら信号線は5本しかなかった。もっとも内部の配線はちゃんとしているので、Dockなどではもっと色々使われるのだろう

さて、iPod touchの電源を入れると、iTunesとの接続を促されるので(Photo11)、「iTunes 7.4.3 for Windows」を立ち上げてやると(Photo12)、ロックが解除され(Photo13)、普通に利用できるようになった(Photo14)。

Photo11: こちらの問題であまりにお馴染みになってしまった画面

Photo12: とりあえずiPod touchの名前は、この後バラされることを考慮して"Victim iPod"に(笑)

Photo13: なぜか初期状態では英語表記。ただロックを解除すると日本語表記にもどった

Photo14: すでに設定画面で住所をクパチーノ(Appleの本社所在地)から日本に変更し、時間もあわせた後の状態

バージョンは1.1.1となっており(Photo15)、これはiTunesでも確認できた(Photo16)。このあたりまでの手順は海上忍氏のレビュー「【レビュー】 iPod touchがやってきた! - 梱包解除編」と基本的に全く同じである。

Photo15: 8GBモデルなので残容量は7.3GBほど

Photo16: 概要タブでiPod touchのバージョンが確認できる。この後の手順でiPod touchが変なことになっても、ここで「復元」を押して元に戻せるのはありがたい