9月29日(米国時間)、Spring-On-Railsの最新版となる「Spring-On-Rails 1.1.0」が公開された。Spring-On-RailsはJavaで開発されたラピッドエンタープライズ開発用フレームワーク。データベースCRUDタイプアプリケーションのスケルトンを生成することで開発を支援する。

名称はRuby on Railsに似ているが、最初にスケルトンを生成してそこから改良を進めるというアプローチが似ているだけで、生成されるスケルトンはかなり異なっている。Spring-On-Railsが生成するスケルトンはJavaアプリケーション開発でよく用いられるSpring Framework、JBoss Hibernate 3、Aapche Ibatis、Apache Maven、Apache ANTなどのミドルウェアやツールを活用したものだ。

現在のところHibernate 3が実装されているが、将来的にはEJB 3.0やJSFを使ったスケルトンの生成にも取り組まれる見通し。Javaのミドルウェアを活用したスケルトンを出力する方法は、Javaデベロッパには興味深いものがある。Javaを使ったCRUDアプリのラピッド開発を検討している場合には調査対象に加えるといいだろう。