AIRで動くマルチメディアプレイヤー「Adobe Media Player」のプレリリース版が公開

Adobe Systemsは1日、マルチメディアプレイヤー「Adobe Media Player」のプレリリース版を公開した。対象プラットフォームはWindowsとMac OS X、サポートされる言語は現時点では英語のみ。正式版は2008年初頭にリリースされる予定。

Adobe Media Playerは、Adobe AIRベースのマルチメディアプレイヤー。Flash Video形式の動画をサポート、テレビ局などのコンテンツ企業が配信するタイトルをストリーミング/ダウンロードして再生する機能を持つ。実行には最新のRIAランタイム環境が必要とされ、Adobe Labsでは「Adobe AIR beta 2」をセットにしたインストーラを提供している。

今回のリリースにあわせ、コンテンツ企業もAdobe Media Playerへの賛意を表明。Adobeの発表によれば、CBS、PBS、Yahoo! Video、Meredith Corporation、Blip.tv、Fora.tv、Motionbox、MyToonsそしてStimTVが、Adobe Media Player向けの番組提供を行うことで合意している。

Adobe Media Playerには、動画の配信や課金、保護といったコンテンツ企業向けの機能が豊富に用意されている。ターゲット広告の提供や視聴者の動向分析といったマーケティング向け機能も充実していることから、動画を用いた新しいビジネス展開が予想される。