東芝は、HDDムービー「gigashot A」シリーズ「gigashot K」シリーズを発表した。発売は、gigashot Aシリーズが11月中旬、gigashot Kシリーズが10月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は「GSC-A100F」が18万8,000円前後、「GSC-40F」が15万8,000円前後、「GSC-K80H」が12万8,000円前後、「GSC-K40H」が10万8,000円前後。
gigashot Aシリーズは、フルハイビジョン撮影の可能なHDDムービーとしては世界最小(幅78.1mm×高さ79mm×奥行き135.4mm:495g)を実現した。GSC-A100F/GSC-A40Fの2モデルがラインナップされるが、GFS-A100Fは、コンパクトなボディに100GBの大容量HDDを内蔵しており(GSF-A40Fは40GB)、フルハイビジョンのXQモードで約12時間の撮影が可能だ。
一方のgigashot Kシリーズは、1280×720画素のハイビジョンモデル。GSF-K80Hが80GB、GFS-K40Hが40GBのHDDを搭載する。
搭載している受光素子はどちらも1/3型のCMOSセンサー。レンズは、gigashot Aシリーズでは35mmカメラ換算で35.9mm~431mmの、gigashot Kシリーズでは46.2mm~503mmの光学ズーム機能を搭載する。手ぶれ補正は電子式。動画の記録形式はMPEG-4 AVC H.264。
静止画の撮影も可能で、gigashot Aシリーズでは1920×1080/1440×1080画素、gigashot Kシリーズでは1280×720画素での撮影となる。SDHCにも対応したSDメモリーカードスロットを搭載しており、gigashot Aシリーズでは静止画の、gigashot Kシリーズでは静止画と動画の保存が可能だ。gigashot Kシリーズはエントリークラスという位置付けではあるが、用途によっては、面白い存在となりそうだ。
ハイビジョン撮影可能なHDDムービーというと、ある程度ムービーの経験があるユーザー向けというイメージが強いのだが、gigashot A/Kシリーズではオートモードの使い勝手も改良。「RECボタン」「ズームレバー」など、よく使うボタンのみが青く点灯する。また学芸会の撮影などに使う「ステージモード」(画角が一定以上に広くならない)の搭載など、初めてムービーを使う人にも配慮されている。
また、レグザリンクへも対応。ムービーで撮影した映像を大画面テレビで見る場合、通常はムービーの操作は、ムービーの小さなボタンで行う必要があった。しかしgigashot A/Kでは、レグザリンクに対応したテレビという制約はあるものの、テレビ側のリモコンで、再生や停止早送りなどの操作が可能となっている。