米Intelは9月10日(現地時間)、2007年第3四半期の業績(10月16日発表予定)見通しを上方修正した。当初、90~96億ドルと見込んでいた同期の売上予測を94~98億ドルに引き上げ、またグロスマージンも高めの水準で落ち着くことになると予測している。こうした発表を受け、同社の株価は10日の取引開始から前日の終値を50セント上回る水準でスタートした。

10日同日には、ライバルの米AMDから期待の新製品クァッドコアOpteron(開発コード名: Barcelona)が発表されている。Barcelonaは、Intelが主力とするx86プロセッサの世界では初のネイティブなクァッドコア・プロセッサであり、ここ最近苦戦が続くAMDの切り札となる製品だ。だが市場ではIntelの今回の発表が好感され、取引開始時から大幅な上昇となった。その後は一段落し、前日終値に近い25.50ドル前後の水準で推移している。