NECネクサソリューションズは28日、小売業店舗システム「storeGATE2(ストアゲート・ツー)」の販売を開始した。既存モデルに「本部管理機能」を追加/標準搭載し、CVS(コンビニエンスストア)で特徴的な業務要素に特化したソリューション。ASPサービスでの提供で、開始は9月の予定。

本部と店舗間のコミュニケーション強化が図られ、本部は全店舗の販売情報をリアルタイムに把握できることが特徴で、たとえば、本部側が新商品の案内/運営マニュアル/商品撤去の指示などをASPサーバにアップすると、その情報を各店舗のPCから参照できる。各店舗の販売実績や業務処理状況をタイムリーに把握できるため、本部から的確な指導で売り場改善を行うことが可能になる。

店舗機器は、大型タッチパネルモニタを搭載のPOS/Web型のストアサーバ(PC)/無線LANを活用したPDAで構成され、ネットワークインフラにはClovernet(マネージドVPNサービス)を利用する。ASPセンタに設置されているセンタ・サーバ上に各種マスタや実績データを集約、販売/仕入/在庫/発注など、POSを含めた店舗/本部業務のアプリケーションソフトウェアを月額費用で利用できる。

価格は、システム初期導入費800万円から。カスタマイズにも対応するが、費用は別途必要。1店舗あたりのASP費用は月額8,000円から。今後3年間で関連サービスを含み約30億円の売上を見込む。