"Web 2.0"なブラウザの「Flock」に最新のリリース候補版が登場

米Flockは4日(米国時間)、FirefoxベースのWebブラウザ「Flock 0.9」のリリース候補版を公開した。対応プラットフォームはWindows 2000 / XP、Mac OS X(ユニバーサルバイナリ)、およびLinux。

今回のリリースでは、コードベースにFirefox 2.0.0.4 / Gecko 1.8.1.4を採用。インラインスペルチェック機能やクラッシュ時のセッション回復機能、フィッシング詐欺防止機能など、Firefox 2.0相当の機能が装備された。

Flock独自の機能としては、ユーザインタフェースを大幅に改良。ツールバー上に「My World」ボタンを追加、Flickrなどのオンラインサービス上に置かれた写真 / ビデオや、WebサイトやWebフィードの新着情報をまとめて表示するページにワンクリックでアクセスできるようになった。従来フォトバーと呼ばれていた表示領域は「メディアミニバー」に改名され、静止画のほかYouTubeなどの動画にも対応している。

Webフィードを確認すると通知したり、ユーザIDやパスワードを要求するサイトへの接続時にFlockに蓄えた情報を使用したりといった、アカウント検出機能も強化された。ブログ編集機能も見直され、投稿前のプレビューがサポートされたほか、メディアミニバーからドラッグ&ドロップで画像を挿入することが可能になるなど、機能の向上が図られている。