携帯電話であるiPhoneは、基本的にスリープ/復帰で利用する。電源をオフにすることはほとんどないだろう。ただ電源オフにして再起動してみたら、ホーム画面に至るまで約18秒かかった。これは携帯電話としては長い。OS Xベースの影響だろうか……。スリープからの復帰は瞬時に行われる。

完全に電源オフにするにはスリープ/復帰ボタンを数秒間押して、タッチパネル上部に現れる赤色のスライダーを左から右に動かす

スリープでタッチパネルがロックされた状態を解除するスライダー

オン状態では、設定した時間が経過するとiPhoneは自動的にスリープになり、タッチパネルがロックされる。アンロックするには、上部のスリープ/復帰ボタン、または表面下部のホームボタンを押し、続いてタッチパネル下部に現れるスライダーを左から右に移動させる。タッチパネルが広く、また感度が高いため、ポケットの中などでの誤動作対策に力を入れているようだ。復帰にスライダーというひと手間を設けているのが、その1つ。またホームボタンも簡単には押されないようにクリック感のあるボタンが採用されている。

スリープ状態ではタッチスクリーンを使えないが、電話を受けたり、音楽の再生、ボリューム調整などは行える。

ホームスクリーンには、アクセスしやすい下部に基本機能である電話(Phone)、メール(Mail)、Safari、iPodの4つのアイコンが並ぶ。そしてメイン部分に、SMS(Text)、カレンダー(Calendar)、フォト(Photos)、カメラ(Camera)、YouTube、株価(Stocks)、マップ(Maps)、天気(Weather)、時計(Clock)、計算機(Calculator)、ノート(Notes)、設定(Settings)などの12機能のアイコンが用意されている。

16個のアイコンがならぶホーム画面