OpenLink Softwareは27日(米国時間)、OpenLink AJAX Toolkitの最新版となる「OpenLink AJAX Toolkit(以下、OAT) 2.5」を公開した。

OATは、JavaScriptをベースに作成された、Webブラウザに依存しないリッチインターネットアプリケーションを開発するためのツールキット。UIウィジェット、コントローラ、イベント管理システムなどの成果物が含められているほか、「AJAX Database Connectivity」と呼ばれるプラットフォームに依存しないデータアクセスレイヤが含まれている。OATは、GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2のもとオープンソースソフトウェアとして公開されている。

OAT 2.5では、SVGベースのビジュアルSPARQLクエリビルダ「iSPARQL」の追加やOAT RDF Browserの機能強化などが実施されている。そのほか、細かい更新になるが、Webブラウザ互換性の向上やカラムの自動サイジングなどを実現したGridウィジェットの作成が可能になったり、N3/Turtleパーサが改善されたりしている。従来のバージョンのユーザは2.5へのアップグレードを検討されたい。