マスプロ電工は、コンパクトな手のひらサイズの地上デジタル放送専用チューナー「DT610」を発表した。発売は、7月中旬で、オープンプライス。

手のひらに乗るコンパクトサイズのデジタルチューナー「DT610」

背面に装備された接続端子は、アンテナ入力/ビデオ出力/D端子出力のみのシンプルなもの

DT610は、幅196mm×高さ38mm×奥行き115mmというコンパクトな地上デジタル放送専用チューナー。地上デジタルハイビジョンチューナーとしては、現時点で業界最小を実現している。また、縦置きにも対応しており、そのための専用スタンドも付属する。

同機は、機能を地上デジタル放送の受信のみに絞り込んだことで、これだけの省スペース性を実現しているとのことで、データ放送や双方向サービス、EPGなどには対応していない。

装備している端子は、アンテナの入力、コンポジット出力、D端子出力のみと、非常にシンプル。D端子はD4までのハイビジョン出力に対応しているため、ハイビジョンパネルを使用したデジタルチューナーレスの低価格テレビ、あるいは、ハイビジョン対応のブラウン管テレビなどと接続して、ハイビジョン番組を楽しみことが可能だ。

なお、搭載されているデジタルチューナーは、同社の「DT400」と同程度のものとのことなので、比較的高感度での受信が期待できる。