Google初の世界規模の開発者カンファレンス「Google Developer Day 2007」。オーストラリアのシドニーと日本の東京を皮切りに、北京、欧州、南米を経て、5月31日(現地時間)に米カリフォルニア州サンノゼで最後のイベントが行われた。当初、このエリアでの開催地は米Google本社のあるマウンテンビュー、つまり本社キャンパス周辺で行われる予定だった。だが開催日直前になり、急遽サンノゼ中心部にあるSan Jose McEnery Convention Centerへの変更がアナウンスされた。理由は不明だが、参加者急増に対応するために大きい会場を選んだものと思われる。実際、Google Developer Dayの公式サイト以外のプレスリリースやブログの投稿には、現在でも「Mountain View」の表記が残っており、若干の混乱が見られる。

いずれにせよ、参加者の数が多いのは喜ばしいことだ。Googleのビジネスのコアは利用者と、それをターゲットとする広告主とともに、同社のプラットフォームを利用してアプリケーションを開発するデベロッパーの存在にある。これら開発者によって支えられるコミュニティこそがGoogleの大きな財産だからだ。多くの開発者が集まりイベントが盛り上がることは、それが同社の現在の勢いを示す指標にもなる。

会場の受付前に置かれていた巨大なGoogleロゴ。これ以外にもビリヤードなどの大量のおもちゃ、お菓子スタンド、リクライニングチェアー、無料で充実した食事コーナーなど、Google社内のテイストを持ち込む仕掛けの数々が用意されていた