The FreeBSD Ports Monitoring Systemで情報統括データマイニング

The FreeBSD Ports Monitoring System(以降、portsmon)はMark Linimon氏によって開発されたPortsモニタリングシステム。Pythonを使って開発されたWebアプリケーションで、アプリケーション自体はThe BSD Licenseのもとでオープンソースソフトウェアとして公開されている。

portsmonの出力結果表示例 - さまざまな視点で分類して解析データを提供してくれる

収集した情報はグラフ化されて表示される

ビルドエラーの統計グラフ

要するにportsmonは複数のデータソースからPortsに関する情報を収集してユーザやデベロッパに対して整理した情報を提供するためのデータマイニングアプリケーションだ。収集対象となっている主なデータソースは次のとおり。

こうしたツールを通じてコミッタやportメンテナはPorts Collectionの状態を監視し、問題の発見を容易にしているわけだ。PRとも連動しているのも特徴の1つ。もちろん、portsmonはコミッタやメンテナにかぎらずすべてのユーザに対して提供されているもので限定されたものではない。手元でビルドできないアプリケーションがあれば、portsmonをチェックしてビルドの成功の可否や状況、関連するPRを調べ、portに問題がありそうならメンテナに喚起のメールを送るなど活用の方法はさまざまだ。