マスプロ電工は、家庭用のブースター「VUB33MN」「UB33MN」を発表した。発売は5月20日で、価格はVUB33MNが2万7,300円、UB33MNが2万5,200円。

VUB33MNはUHF/VHF用のブースターで、UB33MNはUHF専用のブースター。UHF帯域の利得は26dB~35dB、VHF帯域の利得は25dB~31dB(VUB33MNのみ)。いずれも地上デジタル放送の受信に対応しており、JEITAのデジデジタルハイビジョン受信マークも付けられている。

本体は、増幅部と電源部の2ピース構成。増幅部、電源部のどちらも、金属性のケースでシールドされており、入出力端子にはF型コネクターを使用している。

増幅部は屋外に設置するため防水仕様となっている。また、BSとCS 110°の信号(1335~2655MHz)をミックスする混合器の機能も搭載。複数アンテナからの入力を、1本のケーブルで引き込むことが可能だ。

電源部は、先日発表された「SC2B」「TT2B」などの屋内アンテナに使用されているものと同形状で、縦型のコンパクトなものとなっている。ただし、VUB33MN/UB33MNの電源部には、過電流やショート、断線といったトラブルが発生したときに、トラブルの内容を知らせるインジケーターが搭載されており、より設置時の作業効率が高められている。

また、一度取り付けたら何年もそのまま使用されることが多いブースターということもあり、電源部のACプラグは、刃の部分の根元には耐トラッキング性能を高める難燃性樹脂コーティングが施されている。

混合器の機能も備えた増幅部

コンパクトな電源部