Kettle projectは4日(米国時間)、Kettleの最新版となる「Kettle 2.5.0」を公開した。Kettleは、ETTL(Extraction、Transformation、Transportation、Loading)を実施するためのJavaアプリケーション。メタデータを駆使して、ソースコードを記述することなく複雑なデータの変換処理を実現することを目指している。

2.5.0ではさまざまな機能拡張を実施。Apache Commons VFS、Apache Derbyなどをサポートしたほか、ジョブハンドリングを大幅に改善(ファイルの作成/削除、SFTPによるファイル転送、ファイル比較、ZIPファイル処理、XSLT処理などを追加)した。さらに、数百におよぶバグが修正されている。

Kettleは、多くのデータソースに対応しているため、ほとんどのデータベースはそのまま使える。未対応の変換処理やデータソースを使用する場合も、プラグインを作成することで対応できる。