BEAとAmberPointは9日(現地時間)、SOAの管理ソリューションに関する戦略的提携を発表した。具体的な製品となる、「AquaLogic SOA Management(ALSM)」ソリューションは今年第2四半期にリリースされる予定で、AquaLogicプラットフォームで洗練されたSOAの管理が可能。

SOAのランタイムでの管理ソリューションに強みを持つAmberPointは、BEAと戦略的なリセラー契約を締結した。この結果、BEAはAmberPointのSOA管理システムをAquaLogic製品ファミリに組み入れ、ALSMとして再販する計画だ。ALSMはAquaLogic製品ファミリの拡充に関して重要な役割を担うと目されており、BEA製品のユーザーはSOAのライフサイクル全般に渡るガバナンスを実現することが可能になる。

ALSMでは、SOAシステムを可視化し、ポリシーベースのアプローチでサービスのネットワークを制御し、粗結合システムを管理することができる。また、ユーザーはSOAシステムの実際の動作についてより詳細に理解することが可能になり、パフォーマンス管理や例外的な状況への対応を自動化することも可能になるという。

この提携に関し、BEAのExecutive Vice President and Chief Technology OfficerのRob Levy氏は、「AmberPointのSOA Management SystemをAquaLogicプラットフォームに組み込むのは、BEAが"可能な限り完全なSOAプラットフォームを提供していく"というビジョンを今後も継続していくことの証明でもある」とのコメントを寄せている。

AmberPointのCEO、John Hubinger氏は「SOAのライフサイクル全域で、ガバナンスはもっとも重要なファクターとなる。BEAとの提携により、ユーザーのサービスベースのアプリケーションをより強固にし、SOAへの投資回収の速度を速めることにつながっていく」としている。