W-ZERO3[es] Premium versionに搭載され、2006年11月末にダウンロード公開された「ホームメニュー」であるが、EM・ONEではその装いを変えて標準搭載されている。スクロールホイール搭載の利点を最大限に活かした作りとなっている。

ビュースタイルとコントロールスタイルでは、画面を12区画に分割してアプリケーションアイコンならびにナビゲーションアイコンを表示し、画面タップでのアプリケーション起動を容易にしている。一方、インプットスタイルでは、スクロールホイールを使ったナビゲーションとなっている。

なお、「ホームメニュー」の起動は「プログラム」からも可能だが、液晶右側に配置されている仮想キーからの起動が現実的であろう。

ビュースタイル及びコントロールスタイルでの「ホームメニュー」画面。標準では2画面分のアイコンが設定されている

2画面目のアプリケーション登録状況

インプットスタイルでの「ホームメニュー」画面。スクロールホイールで順送り/逆送りでアプリケーションを選択できる

「ホームメニュー」にはメニューデザインが二つ用意されている。「クリスタル」と「スカイ」である

「立体映像ポータルインタフェース」として搭載されているのが、ヤッパと共同開発された「3D Box」で、これはいわゆる3Dユーザーインタフェースである。Today画面の「EM」ロゴをタップすることで起動する。試用時ではまだベータの状態であり、その評価は難しいと思うが、データ操作性や直感的なインタフェースとしてはみるべきものがあるだろう。もちろん、各人の嗜好もあるだろうが、こういったインタフェースは非常に面白いものだ。また、デバイス内のデータ、つまりオフラインでのデータと、オンライン上のマルチメディアデータを一元的に管理できるというメリットもある。

「3D Box」起動画面

「3D Box」から「OnLineBox」に移動したところ。カテゴリ分類されたボックスが用意されている

「3D Box」画面。エンタテイメントの洋画に含まれる近々公開予定の映画予告編。ストリーミングで再生可能となっている