AGA治療で効果が出るまでの期間はどれくらい? やめるとどうなる?

「AGAは治療するもの」という認識が一般的になってきましたが、薄毛に悩む人にとって気になるポイントは「どれくらいの期間、治療を続ければ効果が実感できるのか」という点ではないでしょうか。

また、治療はいつまで続ける必要があるのか? やめるとどうなるのか? というのも事前に知っておきたいですよね。

この記事では、AGA治療の期間について解説していきます。これから治療を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

どれくらいで生える? AGA治療の効果を実感するまでの期間

AGA治療の効果を実感するまでの期間は、早い人で3カ月、一般的には6カ月頃からだと言われています。

即効性がないという点がAGA治療の特徴であり、治療を始めてすぐに髪の毛がどんどん生えてくるということはありませんので、その点は注意してください。

継続するほど効果が実感しやすい

治療を継続することで、AGAは改善されていくのでしょうか。

多くのAGAクリニックで処方されているフィナステリドを使った臨床試験があります。これによると、日本人男性被験者に1mg/日のフィナステリドの投与を行ったところ、48週間の投与期間で58%の人に頭頂部の軽度改善以上の効果があったという結果が出ています。

さらに、2年後には68%、3年後には78%の人に軽度改善以上の効果が見られました。

また、フィナステリドを成分とするプロペシアの国内製造・販売をしているMSDは、プロペシア1mgを3年間投与した場合の臨床成績を以下のように公開しています。

【頭頂部】

投与1年後(n=132) 投与3年後(n=99)
著明改善 1.5% 6.1%
中等度改善 9.1% 37.4%
軽度改善 47.7% 34.3%
不変 40.2% 20.2%
軽度進行 1.5% 2.0%
中等度進行 0% 0%
著明進行 0% 0%

【前頭部】

投与1年後(n=132) 投与3年後(n=99)
著明改善 0.8% 2.0%
中等度改善 10.6% 32.3%
軽度改善 46.2% 37.4%
不変 40.2% 25.3%
軽度進行 1.5% 3.0%
中等度進行 0.8% 0%
著明進行 0% 0%

この結果から、AGA治療は少なくとも3年間は継続するほど効果を実感しやすいことが分かります。

ミノキシジルでは4カ月ほどで効果を確認

フィナステリドと同様にAGA治療の主な治療薬として用いられるのが、ミノキシジルです。

ミノキシジルは外用薬として国内認可されている治療薬で、300名の男性に1%および5%のミノキシジルを24週間塗布した比較試験では、脱毛部1平方センチメートル内における非軟毛の数が、それぞれ21.2本、26.4本ほど増加したという実験結果が出ています。

薄毛の状態にもよりますが、フィナステリドの内服薬とミノキシジルの外用薬を併用して処方するクリニックも多く、その場合は相乗効果が期待できます。

効果に即効性がないのはヘアサイクルの正常化に時間がかかるため

そもそも、AGAによる薄毛は、ヘアサイクルの短縮が原因です。私たちの毛髪は成長期・退行期・休止期というサイクルを繰り返しながら生え変わっていますが、AGAになると成長期が短くなってしまうのです。

ヘアサイクルが乱れる原因は男性ホルモンの体内変化にありますが、AGA治療薬にはこの乱れたヘアサイクルを正常化し、成長期を長くする効果があります。

このヘアサイクルの正常化に時間がかかるため、効果の実感まで3カ月~6カ月ほどの時間がかかってしまうというわけです。

治療を始めたら抜け毛が増加? 初期脱毛が起こる仕組み

効果の実感までに3カ月~6カ月ほど必要とするAGA治療ですが、実は治療開始後10日~1カ月くらい経過したところで、抜け毛が増える現象が起こることがあります。

この現象は「初期脱毛」と呼ばれ、乱れていたヘアサイクルが正常に戻る過程で起こるものですので、心配はいりません。

初期脱毛は長い人で3カ月ほど続きますが、新しい毛もどんどん生えてきます。むしろ、薬が効いていると前向きにとらえ、焦らずに治療を継続してください。

ミノキシジルの内服や育毛メソセラピーが併用できるクリニックも

AGA治療に力を入れているクリニックの中には、ミノキシジル内服薬の処方や育毛メソセラピーといった治療に取り組んでいるところもあります。

ミノキシジルがAGA治療薬として国内認可されているのは外用薬としてのみですが、高い発毛効果が期待できることから、AGAの臨床経験が豊富なクリニックにおいて、医師の責任のもとで処方されています。

副作用のリスクは外用薬として利用する場合よりも高くなりますので、医師から指導された容量は必ず守りましょう。

また、できるだけ早く効果を実感したいという人に提供されているのが、育毛メソセラピーを用いた治療です。

育毛メソセラピーとは、通常は内服薬や外用薬として使用されるフィナステリドやミノキシジル、成長因子やビタミン・ミネラルといった薬剤を、直接頭皮に注入する治療方法のことで、薬剤を直接頭皮に注入するため、内服薬や外用薬よりも早く効果を実感できると言われています。

治療の開始が遅れると効果の実感まで時間がかかる

できるだけ早く効果を実感したいなら、AGAの発症後できるだけ速やかに治療を受けることがとても大切です。

なぜなら、AGAを発症してヘアサイクルが乱れた状態が長く続き、毛根自体が死滅してしまうと、AGA治療を行っても毛髪が生えてこない可能性の方が高いからです。

また、毛根が残っていたとしても、完全に頭皮が露出している場合は、まずは産毛を生やしてからその産毛を育てていく必要があります。初期のAGAであれば、細くなった髪の毛を太く成長させる段階から治療を始めることができますので、効果も実感しやすいと言るでしょう。

AGAの発症から治療開始までの期間が長ければ長いほど薄毛は進行してしまうため、治療をしても希望通りの効果が得られない可能性も。その場合は、自毛植毛など別の手段も検討する必要があります。

逆に言うと、AGAが進行していなければ高齢者であっても治療の効果は実感できます。年齢にかかわらず、AGAが発症したらできるだけ早いタイミングで治療を開始することが大切です。

>>AGA治療と年齢の関係|効果を実感できるのは何歳から何歳まで?

AGA治療はいつまで続けるべき? やめるとどうなる?

3カ月から半年ほどで効果が実感できるAGA治療ですが、では治療はいつまで続ければいいのでしょうか。

この点に関しては、残念ながらAGAに完治はありません。

治療の結果、発毛を実感し満足できる状態まで髪の毛が生えたあとも、「その状態を維持するために治療を継続する」必要があるのです。

AGAは進行性の病気であり、AGA治療は症状の進行を抑制しているにすぎません。薬の投与をやめてしまうとAGAが再度進行し、せっかく回復した髪の毛がまた抜けてしまいます。

治療をやめるのではなく状態に応じた減薬を

AGA治療の結果、満足できる状態まで髪の毛が回復したら、治療をやめるのではなく薬を減らす減薬を検討しましょう。

その際は、フィナステリドまたはデュタステリドといった「脱毛を抑制する働き」がある薬を継続し、「発毛を促進する働き」があるミノキシジルを減らしていくことになります。

フィナステリドなどでAGAの進行を抑えつつ、満足できる毛量になったので発毛のための薬を減らすという考え方です。

また、減薬は慎重に行う必要があります。自分の判断で勝手に減薬をするのではなく、医師の指導のもとで進めていきましょう。

通院に時間をかけたくない人はオンライン診療という選択肢も

ここまで何度か触れてきましたが、AGA治療にとって重要なことは、「治療の継続」です。効果が実感できるまで、そして効果に満足したあともその効果を持続するためには、治療を継続する必要があります。

とはいえ、長期間クリニックに通院し続けることを苦痛と感じてしまう人もいるかもしれません。

そんな人におすすめなのが、オンライン診療です。オンライン診療であれば、自宅にいながらテレビ電話を利用して医師の診察が受けられ、処方薬は後日自宅に郵送してもらえます。

育毛メソセラピーなどの施術を必要とする治療は受けられませんが、内服薬・外用薬による治療とオンライン診療は相性も良く、非常に便利です。

通院では継続できるか不安という人は、オンライン診療に対応したAGAクリニックを選ぶと安心できるのではないでしょうか。

>>初診でもOK? オンライン診療可能なAGAクリニックおすすめ11選

まとめ

AGA治療の効果は、個人差があるものの3カ月~6カ月ほどで実感できると言われています。

ただし、AGAの発症から時間が経過して症状が進行している場合は、さらに時間がかかってしまうと考えておきましょう。脱毛が進んでいる人や、少しでも早く効果を実感したい人は、ミノキシジル内服薬の処方や育毛メソセラピーにも対応したクリニックを検討してはいかがでしょうか。

また、AGAは進行性のため、薄毛の状態が回復した後も治療を継続する必要があります。継続的な通院が難しい場合は、オンライン診療に対応したクリニックを選ぶといった工夫も有効です。

AGAは、放置するほど進行し、回復までに時間がかかります。薄毛が気になったら、できるだけ早いタイミングで治療を開始することをおすすめします。

>>AGAクリニックおすすめ11選! 薄毛・発毛治療の費用と内容を解説
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(パパ社長)

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