ソニーは19日、35mmフルサイズ対応のEマウント用Gマスターレンズ「FE 16-35mm F2.8 GM」(SEL1635GM)を発表した。8月から発売する。価格は295,000円(税別)。

Gマスター「FE 16-35mm F2.8 GM」(SEL1635GM)と、ミラーレスカメラ「α7R II」への装着例

「Gマスター」に属する35mmフルサイズ対応のEマウント用広角ズームレンズ。焦点距離は16~35mmで、広い画角とF2.8の大口径を生かし、幅広いシーンで活用できる。

レンズ構成は13群16枚で、2枚の超高度非球面 XA(extreme aspherical)レンズを含めた計5枚の非球面レンズと、色収差を低減する ED(特殊低分散)ガラス2枚により、諸収差を補正しシャープに描写。画面中心から周辺の隅々まで高い解像性能を発揮する。

2つのフォーカスレンズ群の駆動には、「ダイレクトドライブSSM」を採用。静止画、動画を問わず、素早く精度の高いピント合わせを可能とした。像面変動を抑えて近接撮影での解像力を向上するフローティング(近距離収差補正)機構も採用する。フレアやゴーストを抑制するナノAR コーティングに加えて、レンズ前面にはフッ素コーティングも使用。防塵・防滴にも配慮した設計になっている。

その他の仕様は以下の通り。

  • フィルター径 : 82mm
  • 絞り形式 : 11枚羽根 円形絞り
  • 最短撮影距離 : 0.28m~
  • 最大撮影倍率 : 0.19倍
  • 最大径 : 88.5mm
  • 長さ : 約121.6mm
  • 重さ : 約680g