JR西日本は26日、大阪環状線で映画『たたら侍』ラッピング列車を運行すると発表した。大阪環状線の車両201系1編成(8両編成)を使用し、5月1~31日の期間に運行される。映画『たたら侍』は第40回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀芸術賞を獲得した作品で、JR西日本も後援している。

大阪環状線201系『たたら侍』ラッピング列車イメージ

201系8両編成で運行されるラッピング列車は、映画の出演者やロゴ、ロケが行われた奥出雲や大山寺など、山陰各地の風景を車体に施したデザインに。映画と山陰の魅力を大阪環状線利用者に向けて発信する。

映画『たたら侍』は、高度な鉄づくりの技術を持つ「たたら村」で育った若者・伍介(青柳翔 / 劇団EXILE)が侍を志して村を飛び出し、厳しい現実に立ち向かっていく物語。実際にたたら製鉄が行われた地区として保存されている重要有形民俗文化財「菅谷たたら山内」(島根県雲南市)がモチーフとなっており、映画自体も雲南市に設けたオープンセットなどで撮影されたという。映画のオープンセットは今年夏から秋にかけて、「出雲たたら村」の名称で一般公開される予定だ。

なお、6月17日から運行開始する「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」でも、映画のモチーフとなった「菅谷たたら山内」を立寄り観光地としている。