JR西日本岡山支社は17日、湘南色(オレンジとグリーンのツートンカラー)の115系300番台を2編成連結し、6両編成で特別運行を行うと発表した。ゴールデンウィーク期間中の5月3日、岡山駅10時31分発の山陽本線普通列車1721Mから運行開始し、5月6日までに山陽本線(姫路~岡山~三原間)や赤穂線、伯備線での運行が予定されている。

岡山地区の山陽本線を走る115系の普通列車。前3両が湘南色の115系300番台(写真は2013年5月撮影)

山陽・山陰エリアの電化区間で活躍する115系は2009年から車体塗装の単色化が始まり、現在は大半の車両が黄色1色の塗装に。岡山地区で運行される湘南色の115系300番台も黄色1色に変更予定だったが、利用者からの要望もあり、湘南色のまま残された。座席の配列も1976年の新製時の姿を残しているという。2編成とも湘南色での再塗装が完了することを記念し、特別に2編成を連結した6両編成で運行されることになった。

5月3日の普通列車1721M(岡山発糸崎行)は10時31分に岡山駅2番線ホームから発車。この運行開始列車に合わせ、吉備之国くまなく旅し隊のキャラクター「くまなく・たびにゃん」が列車を見送る。普通列車1721Mは糸崎駅に11時59分に到着し、同駅13時40分発の普通列車1746Mとなって岡山方面へ折り返す。岡山駅から普通列車1320Mとなり、相生駅に16時17分に到着。その後、相生駅16時25分発・岡山駅17時29分着の普通列車1327M、岡山駅19時17分発・姫路駅20時41分着の普通列車1332Mとして運行される。

5月4日は姫路駅7時5分発の普通列車1305Mから運行が始まり、岡山駅から普通列車411Mとなって三原駅へ。三原駅に到着した後、同駅10時29分発の普通列車412Mとなって岡山駅へ折り返す。その後も岡山駅17時41分発・三原駅19時15分着の普通列車447M、三原駅19時37分発・糸崎駅19時41分着の普通列車448Mとして運行される。

5月5日も山陽本線で運行された後、岡山駅20時40分発・日生駅21時41分着の普通列車1980Mとして赤穂線へ。5月6日は播州赤穂駅5時59分発の赤穂線普通列車1901Mから運行が始まり、岡山駅から普通列車843Mとして伯備線新見駅まで運行される。その後は「3両編成(2編成)でそれぞれ山陽線、伯備線、赤穂線、瀬戸大橋線、宇野みなと線、福塩線において運行いたします」と岡山支社。なお、運行時間は急遽変更される場合がある。