シャープは23日、4K対応の液晶テレビ「AQUOS U45」シリーズを発表した。55型 / 50型 / 40型の3モデルを用意。3月11日より発売する。価格はオープンで、推定市場価格は55型の「LC-55U45」が250,000円前後、50型の「LC-50U45」が200,000円前後、40型の「LC-40U45」が160,000円前後(いずれも税別)。

50型の「LC-50U45」

U45シリーズは、現行モデル「U40」シリーズの後継機となる4K液晶テレビだ。解像度は3,840×2,160ドットで、HDRにも対応する。地上デジタル放送で使用されている色域(ITU-R BT.709)を超える「リッチカラーテクノロジー」を搭載。LEDバックライトと色復元回路で色再現範囲を拡大し、自然で豊かな発色を得られる。

動きの速い映像をクリアに表現する「120スピード」にも対応。高速・高精度でLEDバックライトを制御し、動きの速い映像の残像感を抑える。毎秒24コマで撮影されている映像を、補間フレームを生成し毎秒60コマの滑らかな映像にする「フィルム・デジャダー」機能も搭載している。

設置イメージ

リモコン

画像処理エンジンには「AQUOS 4K-Master Engine PROII」を搭載。映像フレームごとにノイズの低減とコントラスト感を向上させる処理を行う。「新・高画質4Kアップコンバート」回路も内蔵し、フルHD映像も高精細映像に再構成するほか、4K放送の色域信号規格「ITU-R BT.2020」の変換入力にも対応する。

音響面においては、オンキヨーと共同開発したバスレフ型スピーカーボックスを採用。高音域から低音域まで臨場感豊かな音を出力する。スピーカーユニットの磁気回路も改良され、メインマグネットの磁力がアップ。銅キャップを追加することで、高域の音圧レベルと低音の質感が向上している。空間全体の音響パワーの変化を捉え補正する新技術「Eilex PRISM」と「VIR Filter」も採用。

スタンドは左右30度のスイーベルに対応する

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×3基を搭載。インタフェースはHDMI入力×4、D-sub×1、AV入力×1、光デジタル角型音声出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×1、有線LAN×1など。左右30度の範囲で画面角度を変えられる、スイーベルスタンドを備える。