東宝は9月27日、2016年8月中間連結決算の業績予想を上方修正した。映画『シン・ゴジラ』『君の名は。』がヒットしたことなどが要因。
映画事業でヒット作、新作ミュージカルも盛況
営業収入は前回予想(2016年4月時点)の1,112億円から3.3%増の1,149億円に、営業利益は同167億円から45.5%増の244億円に、経常利益は同173億円から44.0%増の250億円に、純利益は同114億円から44.1%増の165億円に、それぞれ引き上げた。
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2016年8月中間連結決算の業績予想の修正(2017年2月期第2四半期(累計)連結業績予想数値の修正)(出典:東宝Webサイト) |
主力の映画事業では、『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』や、シリーズ新記録となった『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』など、アニメーション作品が好調に推移したほか、夏興行で『シン・ゴジラ』『君の名は。』が大ヒットした。
映画興行事業では、2015年にオープンした「TOHO シネマズ 新宿」の高稼働に加え、「TOHOシネマズ 仙台」「TOHO シネマズ 柏」のオープンが業績に寄与。演劇事業でも、帝国劇場で上演した新作ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』『王家の紋章』が盛況だったという。
このほか、不動産賃貸事業の堅調な推移、道路事業の業績向上などにより、従来予想を大幅に上回る見込みとなったとしている。
