野村不動産など3社はこのほど、兵庫県尼崎市のJR塚口駅再開発プロジェクト「ZUTTOCITY」における省エネ・地域活性化の取組みが、同市が進める「尼崎版スマートコミュニティ」に認定され、今後、同市の補助を受けて事業を推進していくことが決定したと発表した。

野村不動産、ジェイアール西日本不動産開発、長谷工コーポレーションが手がける 「ZUTTOCITY」は、総開発面積約8.4ヘクタールに上るJR駅前再開発としては過去最大規模のプロジェクト。今回認定された「尼崎版スマートコミュニティ」では、まいぷれ withYOU、関西電力と共同で、2016年度からの3年間、三菱電機の協力のもと、電力の需給状況の見える化を行うとともに、尼崎市全域で省エネ・地域活性化の取組みを進める。

事業の概要等について

具体的には、「ZUTTOCITY」において、住居や商業施設に電気使用量の管理機器を設置することで、使用量を見える化し、街区全体の電気の需給状況を街区に設置したデジタルサイネージでリアルタイムに表示する。

また、尼崎市全域に地域通貨ポイント「ZUTTO・ECO まいポ(まいぷれポイント)」を導入し、夏冬の電力需要がピークとなる時間帯に節電を呼びかけ、住民が地元の商店などに外出した場合に通常の2倍のポイントを付与する。これにより、デマンドレスポンスを進めるとともに、地域通貨ポイントの有効活用を行い、地域の活性化を図るという。

「ZUTTO・ECOまいポ」の概要

今後のスケジュール