日本ヒューレット・パッカードは10日、「五感に響くリクライニング」をコンセプトに掲げた、タッチ対応23型フルHD液晶ディスプレイ一体型のオールインワンPC「HP ENVY Recline23 Beats Special Edition」を発表した。2月上旬より発売し、店頭予想価格は160,000円前後。

HP ENVY Recline23 Beats Special Edition

同社のプレミアムブランド「ENVY」と、「Beats Audio」ブランドを冠したオールインワンPC。本体カラーには、重厚感のあるブラックと情熱的なレッドを採用した。ディスプレイ前面には、Beats Audioブランドのクアッドスピーカーを配置している。

最大の特徴といえるのは、スタンドのチルト機構だ。ヒンジに相当する部分が2カ所あり、画面を反対側や真上に向けたりと、可動範囲が広い。キーワードの「リクライニング」は、従来のように画面をチルトする(傾ける)のではなく、「手前に引き寄せる」という新発想を意味している。スタンドのネックとベースを折りたたむようにすると、本体をテーブルのエッジなどに「引っかけるように」設置できるのがユニークだ。

スタンドの稼働例

23型の液晶ディスプレイは10点マルチタッチに対応し、画面は光沢タイプ、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。HDMI入力を備えるため、ゲーム機、タブレット、スマートフォン、レコーダーといった機器の外部モニタとしても利用できる。

主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4570T(2.9GHz)、チップセットがIntel H87 Express、メモリがDDR3-1600 8GB(8GB×1)、ストレージが1TB SATA ハイブリッドHDD(8GBフラッシュメモリ内蔵)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 730A 1GB。光学ドライブは搭載していない。OSはWindows 8.1 64bit版。

HDMI入力

スタンド背面のロゴ

スタンドベースの左側面

スタンドベースの右側面

インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×2(うち1基は電源オフUSBチャージ機能対応)、USB 2.0×2、HDMI入力、サブウーファー出力、ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート、SD/SDHC/SDXCMメモリーカードスロット、約92万画素Webカメラ。

ワイヤレスの日本語キーボードと光学マウスが付属しており、キーボードにはWindows 8.1のチャームなどを素早く開ける「Windowsファンクション」キーを設けている。また、オフィススイートとして「KINGSOFT Office2013 Standard」が付属(ダウンロードで入手して付属のシリアルキーを入力。インストールメディアは付属しない)。通常使用時の本体サイズは約W560×D265×H457mm、重量は約12kg。