丸井グループのクレジットカード事業会社であるエポスカードは15日、エポス少額短期保険を設立し新たに少額短期保険業に参入すると発表した。

エポス少額短期保険では、賃貸住宅居住者向けの家財保険の販売を手始めに、保険事業への参入を計画している。

エポス少額短期保険の主要株主であるエポスカードは、大手生損保の代理店として豊富な営業経験があり、保険販売に精通した従業員も多数在籍しているという。また、カード事業の与信ノウハウを活用した、収納型の家賃保証事業「ROOM iD」(※1)を展開し、大手不動産管理会社900社とのネットワークがあるという。エポス少額短期保険では、こうしたネットワークを活用して事業基盤の拡大をめざしていくとしている。

(※1)「ROOM iD」は、「保証人代行(家賃保証)+家賃収納」をセットにした利便性の高い保証サービス。エポスカードが家賃保証することにより、入居者は、保証人なしで部屋を借りることができ、家賃のカード払いでポイントが貯まり、管理会社は家賃保証や契約時業務の削減など、双方にメリットがある

このたびの賃貸住宅入居者向けの家財保険の販売を手始めに、将来的には丸井店舗の顧客やエポスカード会員向けのミニ保険の開発など、グループの経営資源を活用し、独自性の高い保険事業の展開をめざしていくとしている。