オリンパスイメージングは10日、マイクロフォーサーズに準拠した交換レンズとして、ズーム全域が開放値F2.8の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を発表した。希望小売価格は112,350円で、11月下旬より発売する。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」

「マニュアルフォーカスクラッチ機構」使用時

プロ向けレンズカテゴリ「M.ZUIKO PRO」ブランドの第一弾となる大口径ズームレンズ。マイクロフォーサーズのレンズカテゴリとしては、単焦点レンズ「M.ZUIK0 Premium」とスタンダードレンズ「M.ZUIKO」」に続く新たなブランドとなる。

ズーム全域でF2.8の明るさを保ちつつ、防塵防滴仕様を実現。リニアモーター駆動方式の独自技術「MSC(Movie & Still Compatible)機構」により、「OLYMPUS OM-D E-M1」と組み合わせることで高速&高精度のAFを可能としている。「マニュアルフォーカスクラッチ機構」では、フォーカスリングを引くことで出てくる距離目盛りを使っての撮影が可能。ズーム全域での最短撮影距離が20cmと短く、ワイドマクロ撮影にも力を発揮するとしている。

主な仕様は、焦点距離が12~40mm(35mm判換算で24~80mm)、最大口径比がF2.8、最小口径比がF22。レンズ構成は9群14枚(EDレンズ×2、EDAレンズ×1、HRレンズ×2、HDレンズ×1、DSAレンズ×1、非球面レンズ×2)、絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、画角は84-30度、最短撮影距離は0.2m、最大撮影倍率は0.3倍、最近接撮影範囲は58×55mm。フィルター径は62mm、本体サイズは最大径が69.9mm、全長が84mm、重量は382g。