お金の使い方、結婚してどう変わった!?

結婚を機に"お小遣い制"が導入され、好きなように使える金額が激減したと嘆く男性は多いのではないだろうか。日々の昼食代を節約したり、お金の掛かる趣味を我慢したりと、涙ぐましい努力に励む"お父さん"も少なくないようで……。今回はマイナビニュース会員の既婚男性200名に、結婚してからのお金の使い方について聞いてみた。

「お金の使い方は結婚してから変わりましたか?」という問いに対し、「はい」は40.5%、「いいえ」は59.5%だった。さらに「はい」と答えた人に対して、何に使うお金がどのように変わったか、また、それについてどう思っているかを尋ねた。

■とにかく節約するようになった
・「細かいところで倹約するようになった」(36歳男性/印刷・紙パルプ/技術職)
・「使う前に一度考え、なるべく節約するようになった」(30歳男性/不動産/事務系専門職)
・「それまで刹那的なお金の使い方をしていましたが、将来のことを考えて倹約するようになりました」(45歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「独身時代は貯金のことを考えたりはしなかったが、結婚してからはつかえるお金の上限を決めたり、買うものを吟味したりするようになった」(29歳男性/情報・IT/技術職)

■リッチな独身時代から一転
・「財布の中に入れておく金額が、独身時代は3万円位を入れてたんですが、常に1万円以下になりました。趣味に使うお金がグンと減りました」(30歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「趣味に使うお金が激減した……。それまでは『給料=使えるお金』だったので」(44歳男性/自動車関連/技術職)

■オシャレを犠牲に……
・「服や靴にお金をかけなくなった」(30歳男性/生保・損保/事務系専門職)
・「服装にかけていたお金を、夫婦で旅行に行ったりする費用などに回すようになった」(46歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「自分の私服をほとんど買わなくなってしまった。結婚後は、付き合っている時代と違って、はりきってデートしなくなったから」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)

■家族のために
・「すべて家庭、子供中心に」(58歳男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)
・「教育費がすごい」(41歳男性/医療・福祉/専門職)
・「自分の物よりも、家族で使えるものを優先的に買うようになった」(44歳男性/電機/事務系専門職)
・「自分が使うお金が少なくなった。お小遣い制になるのは、将来の子供のために必要なお金をためるためだから、仕方がないと思っている」(37歳男性/情報・IT/技術職)
・「奥さんのために使うようになった。相手を思えば当然だと思う」(37歳男性/情報・IT/技術職)

■趣味のお金も
・「自分の趣味に使っていたお金を使えなくなった。将来のためなのでしょうがない」(32歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「車に使うお金がほとんどなくなった」(37歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「レンタルDVDに全く使わなくなった。夫婦円満のためにはやむを得ないと思う」(46歳男性/その他/事務系専門職)
・「ギャンブルに使うお金がかなり減った。つまらん……」(40歳男性/自動車関連/技術職)
・「小遣いの範囲なので。趣味の釣りにいける回数が減った」(37歳男性/情報・IT/販売職・サービス系)

■飲み代も大幅ダウン!!
・「交際費や食費がめちゃくちゃ減った」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「小遣いになったので交際費が減った」(39歳男性/不動産/事務系専門職)
・「飲み代が少なくなった」(39歳男性/通信/営業職)

■貯金やローン返済へ
・「趣味には、自分のお小遣いの範囲で我慢するようになった。外食もほとんどしなくなり、家のローンを返すのが最優先になった」(52歳男性/電機/技術職)
・「貯蓄・資産運用が趣味になり、欲しいものをすぐ買わなくなった」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「貯めるようになったが、自分の小遣いとしてはきちんと自分で取っておく」(42歳男性/電機/技術職)

■やはり気になる妻の目
・「自分のお金を自由に使えないし、何か買う時も妻の目を気にするようになった」(48歳男性/情報・IT/事務系専門職)

■悪いことばかりではない!?
・「食費。独身時代は適当なもので済ませることが多かったが、結婚後は、少しいい食材にこだわるようになった」(32歳男性/食品・飲料/技術職)
・「家計簿をつけるようになったので、衝動買いはなくなった」(38歳男性/学校・教育関連/営業職)

■小遣い制になった結果……
・「お小遣い制なので、余計なものは買わなくなった。物欲がなくなった」(33歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

■総評
結婚を機に「お金の使い方が変わった」と回答した人は全体の4割。そのうち、自由に使える金額が「増えた」という声はほとんどなく、大部分が"お小遣い制"などによって上限が設けられていることがわかった。

このことに対しては、「家族のためだからしょうがない」と潔く現状を受け入れている人、趣味を制限されて不満をもらす人、余裕のあった独身時代を懐かしむ人、節約が習慣化した人、貯蓄に目覚める人……などなど、反応はさまざまだった。

好きなようにお金を使えなくなるのは、男性にとっても女性にとってもつらいこと。でも、これをきっかけに無駄遣いが減ったり、何かと不安の多い将来に備えるようになったりと、長い目で見れば良い影響も少なくないはず。ストレスを感じない程度に節約するなど、上手にお金を向き合いたいものだ。

調査時期: 2013年4月5日~2013年4月9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート