富士フイルムは18日、スキーや海水浴、釣りなどのアウトドアレジャーへの携行に最適なデジタルカメラ「FinePix XP150」を発表した。発売は2月11日で、価格はオープン。推定市場価格は28,000円前後となる見込みだ。

アウトドアを意識させるようなスポーティなデザインの「FinePix XP150」。カラーはオレンジ、ブルー、ブラックの3色

水深10mまでの環境で使用できる防水性能や、高さ2mからの落下に耐える耐衝撃性能を備えるほか、マイナス10度までの使用が可能な耐低温設計のモデル。バッテリー格納部はフタの開閉部がダブルロック方式になっており、不意の衝撃にも耐えられるように考慮されている。背面の液晶モニターは反射防止加工と従来モデル「XP30」比で2倍になった輝度により、屋外の強い日差しの下でも視認性を確保できるようにした。また、周囲の光量に合わせて最適な明るさに調整されるようになっている。

GPS機能は、移動の軌跡を表示できるようになった

好評のGPS機能も、従来機に引き続き搭載。高感度アンテナの採用により、測位時間が短縮されたほか、撮影地点の軌跡を表示する機能も新たに搭載している。また、方角の検知を行える電子コンパスも搭載しているので、アウトドアレジャーの際はカメラ用途以外でも活躍するだろう。

撮像素子は従来のCCDに替わり、高速処理が可能なCMOSセンサーとなった。これにより、1,920×1,080ドット(フルHD)動画の撮影が可能になっている。センサーの有効画素数は1,440万画素、センサーサイズは1/2.3型。その他の主な仕様はレンズが焦点距離28~140mm(35mmフィルム換算時)の5倍ズームで、開放F値がF3.9~F4.9、対応感度がISO100~ISO3200となっている。液晶モニターのサイズは2.7型、表示画素数は約23万ドット、記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードのほか、本体内蔵のメモリ(約47MB)も利用可能。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影枚数は約300枚となっている。

サイズはW102.7×D27.4×H71.3mm、重量は本体のみで約185g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約205gだ。

関連記事
富士フイルム、1万円台前半で5倍ズーム・1,600万画素の「FinePix JX420」 (2011年10月26日)
富士フイルム、超解像10倍ズームと99パターン認識搭載「FinePix Z950EXR」 (2011年9月1日)
富士フイルム、超解像技術とGPSを強化した「FinePix F600EXR」 (2011年8月11日)
富士フイルム、4つのタフネス性能とGPS機能を搭載した「FinePix XP30」 (2011年2月8日)