アイ・オー・データ機器は21日、2台の3.5インチHDDを搭載したミラーリング対応LAN接続型HDD「HDL2-A」シリーズを発表した。発売は10月上旬より。価格(税別)は2TBモデル「HDL2-A2.0」が31,700円、4TBモデル「HDL2-A4.0」が42,300円、6TBモデル「HDL2-A6.0」が58,300円。
ストライピング(RAID 0)とミラーリング(RAID 1)に対応し、従来製品の約4倍となる約100MB/sの転送速度を達成(RAID 0時)したという。DLNAサーバ(DTCP-IP1.2)/iTunesサーバ機能などを備え、Mac OS Xの自動バックアップ機能「TimeMachine」にも対応する。なお9月21日現在、Mac OS X 10.7(Lion)ではTimeMachine機能に不具合があるとのことで、早い時期のファームウェア更新が予定されている。
Webブラウザで保存データにアクセスできるため、PCからのアクセスのほか、iPhoneやiPad、Android端末などからも手軽にアクセスできる。動画の再生はストリーミング方式。クライアントの最大ユーザー数/グループ数/グループメンバー数はいずれも「100」で、同時接続台数に制限はない(Mac OS Xは16台まで)。
DTCP-IPに対応しており、東芝のテレビ「レグザ」、日立のテレビ「Wooo」から録画番組のダビングが可能(6TBモデルはレグザ非対応)。「スカパー! HDチューナー」は録画に対応する。ブルーレイレコーダーは東芝の「レグザブルーレイ」とパナソニックの「ブルーレイディーガ」に対応し、録画番組のムーブが可能。
本製品に保存した録画番組は、DTCP-IP対応のテレビやPlayStation 3などで再生できる。また、ダウンロード提供される「DixiM Digital TV plus for I-O DATA」をPCにインストールすることで、PCでもネットワーク経由で再生可能。
インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN。USB 2.0×2も搭載し、USB接続の外付け型HDDで容量の増設が可能。2台までのUSB機器をネットワーク内で共有する「net.USB」機能も備える。そのほか、HDDの回転を自動停止する省電力モード、Wake on LAN、FTPサーバ、Active Directoryによるユーザー管理といった機能も備える。
本体サイズは約W90×D135×H176mm、重量は約2.2kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows Server 2003(SP1以降32bit)、Windows Server 2008、Windows Server 2003 R2(32bit)、Windows Server 2008 R2、Mac OS X 10.5~10.6。対応ブラウザはInternet Explorer7.0以降、Safari 3.0以降。
また、保証期間が長い法人モデルも用意されている。価格(税別)は2TBモデル「HDL2-AH2.0」が33,800円、4TBモデル「HDL2-AH4.0」が44,500円、6TBモデル「HDL2-AH6.0」が60,500円。受注生産の交換用3TBHDD「HDI-OP3.0」が31,700円。