11月に入り、そろそろクリスマスのことを考える季節になってきた。そんな中、東急グループが11月1日から12月25日まで「TOKYU CHRISTMAS WONDERLAND 2016 -Disney CRYSTAL MAGIC-」と題したプロモーションを行うことになった。

東急グループとディズニーがクリスマスプロモーションを展開。車内外をディズニーキャラクターで装飾したラッピング電車も運行される

クリスマスプロモーションの初日となった11月1日、渋谷駅にてスタートセレモニーが行われ、タレントの水沢エレナさんが登壇。スペシャルゲストとしてミッキーマウスも参加し、クリスマスツリーへの点灯式が行われた。水沢さんとミッキーマウスがボタンを押すと、クリスマスツリーにイルミネーションが点灯した。

水沢さんはディズニーのキャラクターが好きで、「小さい頃からディズニーの映画を見ていた」「プリンセスが登場するものが好き」と話す。「私もラッピング車両に乗って、イルミネーションを全部観にいきたい」とのことだ。東京急行電鉄渋谷駅駅長の高野武氏も、「このプロモーションで東急と沿線の魅力を伝えたい」とあいさつした。

クリスマスプロモーションのスタートセレモニーにて、水沢エレナさんとミッキーマウスがクリスマスツリーに点灯

東急全線にラッピング電車、渋谷駅など発車メロディもディズニーに

今回、東急グループはウォルト・ディズニー・ジャパンの協力の下、ディズニーの4つのブランド「ディズニー」「ピクサー」「スター・ウォーズ」「マーベル」をテーマに駅や電車、各商業施設をディズニー1色に染め、「多くの方に各施設を訪れていただき、心に残る時間を過ごしていただく」ためのクリスマスプロモーションを行う。

東急電鉄の全路線(こどもの国線を除く)でラッピング電車も登場。東横線は「ディズニー」、田園都市線は「ピクサー」、目黒線・大井町線は「マーベル」、東急多摩川線・池上線は「スター・ウォーズ」をモチーフにデザインされ、12月25日まで期間限定で運行される。東横線や田園都市線のラッピング車両の車内では、普段さまざまな広告が掲載される場所にクリスマスプロモーションの案内やディズニー映画の名言などが掲示された。

東横線を中心に運行されるラッピング電車の車内にはディズニー映画の名言も

渋谷駅駅長、高野武氏がラッピング電車の発車を見送る

11月1日のスタートセレモニーに合わせ、東横線渋谷駅ホームでラッピング電車の特別撮影会が実施された。展示された車両は5050系8両編成。この車両はおもに各駅停車や急行で使用されることになる。

また、一部の駅ではディズニー作品にちなんだ発車メロディが採用された。たとえば東横線渋谷駅下りホームは「ミッキーマウス・マーチ」、田園都市線二子玉川駅上りホームは『シンデレラ』の「ビビディ・バビディ・ブー」となっている。あわせて東急電鉄はスタンプラリーも開催する。1stステージ・2ndステージの2回に分け、すべてのスタンプを集めるとスペシャルグッズがプレゼントされるという。

東急グループは単に鉄道を走らせることに強みを持っているのではなく、地域や商業施設などを巻き込み、一体となって特別感を演出することに強みを持っている。そんな東急がこの冬、ディズニー1色になっていく。

東横線のラッピング電車は5050系(5176~5876の8両編成)を使用。ミッキーマウスや白雪姫などおなじみのディズニーキャラクターをはじめ、クリスマスプロモーションのロゴマークも車体側面にラッピングされた