ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク

ゲーム系のベンチマークテストとして、まずは「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」。APIはDX11を選択肢、プリセットの"最高画質"と"高画質(デスクトップPC)""標準画質(デスクトップPC)"それぞれに対して、解像度を1,280×720/1,920×1,080ドットでのテストを実行した。

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」では、スコアが7,000を超えると「非常に快適」の評価になるため、ここが1つの目安となる。GTX 1050 TiとGTX 1050は最高画質のフルHDでも、7,000を超えるスコアを記録しており、エントリークラスのGPUとしては破格のパフォーマンスだ。完全に前世代のミドルレンジに匹敵する性能となっている。

PSO2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4

PSO2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4では、2016年に追加された「設定6」で、解像度を1,280×720/1,600×900/1,920×1,080ドットと変えながらテストを行った。

1,280×720ドットでは、750 TiとRX 460を除くGPUで、スコアが頭打ちとなっているが、解像度が上がってくると差が出てくる。GTX 1050 TiとGTX 1050は、GTX 900シリーズの製品と比べて、解像度が上がった際のスコアの下落幅が小さい。RX 460と倍以上の差がついているほか、RX 470に並ぶスコアとなっている。

Rise of the Tomb Raider

Rise of the Tomb Raiderでは、APIをDirect X12とし、プリセットを"最高"と"高"、"中"に設定。解像度を1,280×720/1,600×900/1,920×1,080ドットと変えてベンチマークテストを実施した。

やはり、最高設定ともなるとGTX 1060とRX 470以外はちょっとつらいという結果に。解像度や設定を調整して、何とか60fpsを超える。ただ「中」設定のフルHDでは60fpsを越えているし、GTX 1050 Tiでは「高」設定でも60fpsまであと少しというところ。

Ashes of the Singularity

Ashes of the Singularityは、DX12とDX11の両環境で、画質設定のプリセットを"Low"と"Standard"に設定して、テストを行った。

Ashes of the Singularityは重いこともあってか、Standardでも60fpsを超えるのは難しい。とはいえRTSなので30fpsくらいあればプレイは可能と思われる。また、このゲームではRadeon系がスコアを伸ばしてくる。ほかのテストでは大きく水を開けられたRX 460もそれなりに張り合えるフレームレートを出している。

Pascal世代のGPUでは、Asynchronous Compute(非同期演算)のサポートを表明しており、DX12環境ではパフォーマンスが上がるとされている。GTX 1050 Ti/GTX 1050でも、DX12の方が高いフレームレートとなっている。ただし、GTX 900シリーズでは、DX12とDX11で差があまりないことを考えると、GTX 1050 Ti/GTX 1050は、DX11で性能を発揮できないともいえる。最新GPUを使うときは新しいDX12でプレイしたいところだ。