薬の早期投与で花粉症の重症化を防ぐ「初期療法」とは (1) 症状を抑制するための投薬タイミング | マイナビニュース

【レポート】

薬の早期投与で花粉症の重症化を防ぐ「初期療法」とは

1 症状を抑制するための投薬タイミング

 
  • <<
  • <

1/2

点眼薬は目のかゆみを抑えるために欠かせない

「花粉症」と聞くと、一部の人は非常に辟易とした気持ちになるだろう。特に有名なスギ花粉が一般的に飛散する2~4月は、目がかゆかったり充血したりと、どこに行くにしてもおっくうになる。

実はこれらのアレルギー症状は、花粉飛散開始前から薬を投与する「初期療法」を行うことでシーズン中のつらさを緩和できるのだ。本稿では、あまきクリニック院長の味木幸医師の解説をもとに、花粉症における初期療法の重要性について紹介する。

ベストな投薬タイミングは

花粉症の症状が悪化してから治療を始めると、それだけ効果が強い薬を使用する必要があるし、症状が緩和されるまでの時間もかかる。近年では、花粉飛散開始の2週間ほど前から薬を使い始めると、シーズン中の症状が軽くなることがわかってきている。これが初期療法だ。

「飛散開始の2週間ぐらい前から、抗アレルギー薬を内服と外用で両方とも使用します。シーズン前に薬を投与することで、飛散時期に向けて体の"準備"を整えるという意味合いがあります」。

目のための投薬というと外用の点眼のイメージが強く、内服薬はあまり意味をなさないのではと考えている人もいるだろう。それでも、やはり体の内と外から防御した方が効き目は高いと味木医師は指摘する。

治療薬の種類

目薬による治療は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、場合によってはステロイドを用いる。

■抗アレルギー剤

かゆみの原因であるヒスタミンの発生を予防する。症状が軽度ならばすぐに作用するが、通常は使用を開始してから徐々に効果が高まり、約2週間で効果が安定する。

■抗ヒスタミン剤

その名の通り、ヒスタミンの活動を抑制する。一般的に抗アレルギー剤よりも即効性に優れる反面、効果の持続性が乏しいとされる。

■ステロイド剤

抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤で症状が緩和しない場合や、症状がひどい場合に使用する。

「ステロイドは副作用が怖がられていますが、医者の管理下ではないと使えないですし、うまく使えばひどいアレルギー症状を改善できます」。

  • <<
  • <

1/2

インデックス

目次
(1) 症状を抑制するための投薬タイミング
(2) 飛散開始後でもまだ間に合う!
関連キーワード

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事