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Windows 7時代から、レジストリの編集やキャッシュファイルの削除、サービスの再起動などを自動実行することで、PC初心者でもWindows関連のトラブルを解決するトラブルシューティングツールが登場した。このツールはWindows 10にも継承されているが、バージョン1903では各トラブルシューティングツール自体を自動実行する機能が加わったことをご存じだろうか。

Microsoftのヘルプページによれば、「Microsoftに送信した診断データを元に、特定のPC構成に影響を及ぼす場合、推奨トラブルシューティングを提示する」という。既定は「問題を修正する前に確認メッセージを表示する」だが、この設定はユーザーの好みに応じて変更可能だ。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「ms-settings:troubleshoot」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップする

  • 「設定」の「更新とセキュリティ/トラブルシューティング」に並ぶ「推奨されるトラブルシューティング設定」をクリック/タップする

  • ドロップダウンリストから、望んだ動作を選択する。たとえば、「確認メッセージを表示せずに問題を解決する」を選んだ場合は、推奨トラブルシューティングが自動実行される

もっとも、Windows 10 バージョン1903に更新して、いくつかの問題があることは認識しているが、トラブルシューティングツールに頼らなければならない問題は発生しておらず、先の確認メッセージが現れたこともない。そのため、具体的にどのようなタイミングで推奨トラブルシューティングが動くのか説明できないが、一度は本設定を確認してみても損はないだろう。

阿久津良和(Cactus)