日ごろのビジネスシーンなどでもよくあると思いますが、すぐに決断できないとき。そんなときに知っておくと便利なフレーズが

"I'll sleep on it."

Sleepという単語が使われていますが、『一晩寝かせる』という意味ではありません。it (=それ)に、頭をon(=接着)させてsleepしてみます、つまり、「ちょっと考えさせてください」という意味になりますそしてこれは、答えがyesかnoかまだ五分五分の状態を表します。

"Let me think about it."

これは、文脈にもよりますが、比較的「(ポジティブに)考えさせてください」という意味。場合によっては、「前向きに考えます」というニュアンスにも伝わってしまうので断ろうと考えている場面では使わない方がいいでしょう。

"I'm afraid I have to say no."

すでに、答えはNOだと分かっているけど、この場でNOは言いづらいな、でも伝えておいた方がいいな…そんなときに、この表現を使います。

ただし、英語には必ず原因と結果を伝えるというルールがありますので、I have to say noという結果を伝えたら、例えば

"I have something to do on that day."
「その日ちょうど予定が入ってるんだよね」

など、その理由をはっきり伝える必要があります。

※このコラムでは、一般の教材や教科書にはあまり載っていない、様々な状況で使える英語の表現を、モバイルサイト「SeanK Factor+~別解を導く力~」から抜粋してご紹介していきます。


ショーン・マクアードル川上
経営コンサルタント。ブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド(米デラウェア州)代表取締役、マネジング・パートナー。大手から中小零細企業まで600社以上の日本企業、外資系企業の様々な事業領域における「成長と再生」の戦略コンサルティング業務に従事。 ビジネス・リーダーの為のスキル開発トレーニングや語学教育も行う。傍ら、経済・ビジネス番組を中心にテレビ、ラジオのパーソナリティー、コメンテーター、各種シンポジウムのパネラー、ファシリテーターとして活動。