今回はinterestingとboringの使い方についての要注意点を解説していきます。どちらの言葉も比較的なじみのある単語だとはおもいますが、使うときに注意してほしい点がありますのでご紹介します。

まずはboringとboardの違いについて解説していきたいと思います。

boring「退屈な」という言葉を使うときには注意が必要。

"Are you bored?"なら会話は正しく進みますが、間違って"Are you boring?"と言ってしまうと、「君って退屈な人なの?」という意味になり…はい、デート終了です。

もしデート自体が面白くない場合は"Our date is boring"と言います。
(険悪なムードになるので決して言わないように…!)

ついついingがついているのでbe動詞と一緒に現在進行形を使ってしまいそうですがこれは間違いです。

続いて"interest"の使い方をみていきましょう。

英語ネイティブ:What do you think of this project?
日本人:Yes, I'm interesting.
英語ネイティブ:What? You mean, this project is interesting.
日本人:Yes, yes, of course.

出ました、Yes 2回連打からのof course! これもあんまり関心しませんが、実はもっと問題なのは、interestingの使い方です。

もともとinterestingは、interest=「興味を持たせる」という動詞からの形容詞。 興味を持たせるほど魅力的な=興味深い、という成り立ちです。

ですから「私が」を主語にするなら、I am interested in ~. いわゆる受動態で使います。ところが、実際のビジネスの現場でも

"I'm interesting in this project"と言ってしまっている日本人が少なくないんです。

他にもこういった使い方をするのがいろいろありますので是非覚えておきましょう!

surprising, surprised
tiring, tired
entertaining, entertained
understanding, understood

セット使い方の違いを覚えておくと便利ですよ。

※このコラムでは、一般の教材や教科書にはあまり載っていない、様々な状況で使える英語の表現を、モバイルサイト「SeanK Factor+~別解を導く力~」から抜粋してご紹介していきます。


ショーン・マクアードル川上
経営コンサルタント。ブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド(米デラウェア州)代表取締役、マネジング・パートナー。大手から中小零細企業まで600社以上の日本企業、外資系企業の様々な事業領域における「成長と再生」の戦略コンサルティング業務に従事。 ビジネス・リーダーの為のスキル開発トレーニングや語学教育も行う。傍ら、経済・ビジネス番組を中心にテレビ、ラジオのパーソナリティー、コメンテーター、各種シンポジウムのパネラー、ファシリテーターとして活動。