来年春から日本テレビで放送されるシチュエーション・コメディドラマ『遊戯(ゲーム)みたいにいかない。』。放送作家のオークラ氏が脚本・監督を務め、全く売れない時代遅れの漫画家とその周りの人々の日常を、お笑いトリオ・東京03、三代目J Soul Brothersの山下健二郎、女優の山本舞香の出演で描くもので、前作はドラマも舞台も大人気となった。

その続編となる今作にゲスト出演するのは、アイドルグループ・乃木坂46の堀未央奈。山下演じるアシスタント・荒巻のいとこである「さくら」役を演じる堀に、収録を終えての感想を聞いた――。

  • 乃木坂46の堀未央奈

やっぱりお笑い好きだなぁ

――今回の撮影を終えて、ご感想はいかがですか?

1人で乃木坂以外の作品のドラマに出るのは初めてで不安もあったのですが、私はもともとお笑いがすごく好きなので、東京 03さんをはじめ、本当に皆さん面白くて楽しかったです。私が演じるさくらは、クールでキツいことも平気でワーッと言ってしまう気の強い自由な女の子なので、そこも少し普段の乃木坂のときとは違った感じで楽しくて、撮影があっという間でした。

――参加される前は、この作品にどんな印象を持っていましたか?

すごく面白くて、やっぱりお笑い好きだなぁって思いました。現実的な問題や、「あるある」みたいなシチュエーションがたくさんあるので、本当に人のやり取りをのぞき見しているような感じが好きでしたね。

――そんな大好きなお笑いにおいてプロである東京03さんとの共演はいかがでしたか?

本当にテレビを見ていた感じそのままで、皆さん優しくて! 私のセリフの練習を聞いてくれたり、DVDをくださったり、合間にも話しかけてくださって、すごく素敵な現場だなと思いました。

――山下さんと山本さんはいかがでしたか?

山下さんは個人的にキャラがツボで(笑)。お芝居で1人だけ状況が分かってない表情もすごい豊かなんです。実際の山下さんも面白くて気さくで、あのキャラがちょっとリンクしている部分があるようにも見えて、楽しかったです。山本さんは初めてお会いしたんですけど、私が外見的にフワフワして見られる一方で、実は白黒ハッキリしたいし毒舌なところもあるので、山本さんのサバサバしてて何でも言っちゃう感じが好きだったんですよ。ずっとお話してみたいと思ってたので、共演できて良かったです。

――今回の出演に、乃木坂46のメンバーの皆さんの反応はいかがでしたか?

メンバーに加え、ファンの方も「あれに出るの、いいなぁ」って言ってくれました。お笑い要素があるから、みんなも見てて好きな人が多いんですよ。

――乃木坂のメンバーは、結構お笑い好きな人が多いんですか?

若月(佑美)さんが福田雄一監督のドラマ(『今日から俺は!!』)やCM(吉野家)に出ているのもあって、結構コメディーのお芝居に挑戦したみたいと思ってるメンバーが多いんです。『遊戯みたいにいかない。』も見るって言ってくれているので、この現場の様子を早く伝えたいと思います。

東大生みたいな気分で話しました(笑)

堀が演じるさくらのイラスト

――今回は頭脳明晰でハッキリとモノを言うキャラクターでしたから、難しいセリフも多かったのではないでしょうか?

分からない漢字は家族に「これなんて読むの? なんて読むの?」ってずっと聞いて、間違ってたら「違うよ、恥ずかしい!」って言われていたので、全然さくらちゃんっぽくないですね(笑)。でも、メンバーによく言われるんですけど、あんまり私のことを知らない人は外見では頭が良い子だと思うみたいで。話し方とか中身は空っぽなんですけど…。だから、さくらちゃんのときだけは、東大生みたいな気分で話させていただきました(笑)

――何か役作りで参考にされた人などはいるんですか?

具体的にはいないんですけど、本番までの期間は、普段よりもかしこまったしゃべり方をしてましたね。あと、頭の良い人って回転が速いから、早口になったりもしてました(笑)。ちょっと頭良い風に話したいという自分がいましたね(笑)

――劇中では、“猫耳姿”も披露されていますが、付けたのは初めてですか?

握手会で付けたことはありますけど、プライベートではないですね。まず家にないし、付けた状態で宅配便の人に会ったら気まずいと思うので(笑)

――実際に付けてみて、いかがでしたか?

マウスコンピューターのCMでネズミの耳は付けていたので、そんなに抵抗はないんですよ。乃木坂の先輩の秋元真夏さんがブログであざとい投稿をよくしていて、それを見ているのでイメージができて参考にしました(笑)。でも、そんなところが、さくらちゃんの良いところでもあるんだと思いながら演じましたね。

――今回は復しゅうをするキャラクターですが、見返してやりたいと思う人はいますか?

乃木坂に入る前の私は、メイクの仕方も分からなくて、本当にジャージでスーパーに行っちゃうような、モテる要素も女子力もゼロの子だったんです。だから、見返してやろうとまでは思わないですけど、そのときに「乃木坂に入って大丈夫なの?」って不安に思ってた同級生に、ここで活躍して安心してもらえるように頑張らなきゃって思います。

――それでは最後に、今回のご自身の役柄の見どころをお願いします。

何でもハッキリ言うし、喜怒哀楽が激しくて急に怒ったと思ったら急に笑いだすとか、先の読めない宇宙人みたいな子なんですけど、彼女なりに何か目的があって行動しているので、そこを理解してもらえれば。でも1つだけ言いたいのは、堀未央奈はここまでクセの強い人間ではないので、怖がらないでほしいです。不安にならないでください(笑)

――以前のコメントでは、「堀未央奈ってこんな人なの?!と疑われるくらいに入り込んで演じたい」とおっしゃっていましたよね。

せっかく出るからには、ファンの方にギャップを楽しんでもらいたいし、「堀ちゃんこういうところありそうだなぁ」っていう目でも見てもらえたらうれしいので、本当に楽しんで見てもらいたいし、さくらちゃんのことも好きになってもらいたいです(笑)


『遊戯みたいにいかない。』には他にも、千葉雄大、飯豊まりえ、今年4月に上演された舞台版にも出演した島崎遥香、山崎樹範がゲスト出演。舞台版第2弾は『漫画みたいにいかない。第2巻』と題し、東京公演(かつしかシンフォニーヒルズ)が来年2月19日~22日に7公演、神戸公演(神戸国際会館)が来年3月8日~9日に3公演を実施する。

マイナビニュースの連載「ほとんどの大人の金曜日は、漫画みたいにいかない。」では、ドラマ『遊戯みたいにいかない。』や、舞台『漫画みたいにいかない。第2巻』の最新情報を、キャスト・スタッフインタビュー、撮影現場・稽古場レポートなども交えながら、金曜日にお伝えしていく。


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