FPやフードコーディネーターなど、多彩な資格を持つ武田真由美さんが「体の内側からきれいになる」を目指すための節約レシピを紹介する連載「エイジングケアは安くおいしく! 」。今回は野菜高騰の昨今でも、家庭の強い味方であるもやしを用いたレシピをお届けします。

もやしの栄養価はすごいんです!

皆さんこんにちは! 武田真由美です。

最近は野菜がとても高いですね! ただ、野菜高騰のときでも安心して使える野菜の一つにもやしがあります。お店によっては、1パックが10円以下なんていう目玉特売もあり、すごくお得に買えるんです。一つ一つが細長いので、切らずにそのまま使うこともできます。

パッと見た感じだと、「もやしの栄養価はどうなの? 」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はもやしってスゴイんですよ。ビタミンB1、B2や食物繊維、ビタミンCも豊富に含まれています。

食物繊維やカリウムの効果で体の内側からスッキリでき、余分な塩分や水分を体の外に出してくれるので、むくみ予防も期待できます。栄養価も豊富なうえ、野菜高騰時やお財布がピンチのときにも安心して使える、まさに「お助け食材」と言えます。

今回は、そんなスゴイもやしを疲労回復効果が期待できる豚肉と一緒に使って、ごはんが進む味付けのおかずをご紹介します。

では、作り方です。

豚こまともやしの和風カレー炒め

お財布がピンチのときでもおいしくいただける一品です

材料(2人分)

もやし 1袋 / 刻みネギ 1/3本分 / 豚こま切れ肉 150g / 塩 少々 / かたくり粉 小さじ1 / ごま油 小さじ2

A(めんつゆ<3倍濃縮> 大さじ2 / みりん 大さじ1 / カレー粉 大さじ1)

つくり方


1.ポリ袋に豚肉と塩を入れてよくもみこみ、かたくり粉を入れてなじませる。

2.フライパンにごま油を熱して1の豚肉を炒め、肉の色が白っぽくなってきたら、もやしを加えてさっと強火で炒める。

3.2に合わせたAを流し入れ、強火で汁気を飛ばしながら炒める。

4.皿に盛り、刻みネギをトッピングする。

  • ポリ袋に豚肉・塩を入れてよくもみこみ、かたくり粉を入れてなじませる

    ポリ袋に豚肉と塩を入れてよくもみこみ、かたくり粉を入れてなじませる

  • フライパンにごま油を熱して豚肉を炒め、肉の色が白っぽくなってきたら、もやしを加えてさっと強火で炒める

    フライパンにごま油を熱して豚肉を炒め、肉の色が白っぽくなってきたら、もやしを加えてさっと強火で炒める

  • フライパンに合わせた調味料を流し入れ、強火で汁気を飛ばしながら炒める

    フライパンに合わせた調味料を流し入れ、強火で汁気を飛ばしながら炒める

一品おかずとしてももちろんですが、ごはんにのせて丼にするのもいいですね。春巻きの皮で包んで揚げ焼きにして、「もやしカレー春巻き」にアレンジしてもおいしいですよ。

材料費は1人あたり80円(調味料は除く・底値で計算)です。もやしがとことん底値で10円以下で買えたら、もっとリーズナブルにできます。

もやしに豚こまぎれ肉と、どちらも切らずに使えるので、包丁もまな板も使わずに作れます。包丁やまな板を使わずに作る場合、トッピング用の刻みねぎはキッチンばさみで切るとよいでしょう。

もやしのシャキシャキ感を活かすためには、強火で手早く炒めることがポイントですよ。ぜひお試しくださいね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

筆者プロフィール: 武田真由美

ファイナンシャルプランナーをはじめ、食生活アドバイザー、食育インストラクター、フードコーディネーターなどの資格を持つ。雑誌やテレビなどで幅広く活動し、節約アドバイスなども行う一方で、ダイエットレシピやメタボ対策レシピなどの講座も開く。ブログ「真由美さんの1週間2500円節約レシピ」で紹介する簡単おいしい節約レシピが好評。ブログ読者登録数は9万人を超える(2017年4月時点)。近著に「節約女王・武田真由美の1週間2500円ごはん」(主婦と生活社)がある。