広島ホームテレビは、赤字ローカル線であるJR芸備線を取り巻く人々に焦点を当てたドキュメンタリー番組『きょうも0人 ~芸備線 無人駅の守りびと~』を制作した。テレビ朝日系『テレメンタリー 2024』にて、4月20日に全国放送される。

  • 全長159.1kmの全区間が赤字といわれるJR芸備線

広島県と岡山県を走るJR芸備線は、全国トップクラスの赤字路線。沿線の過疎化で利用者が減少し、100円を稼ぐための経費が2万5,416円かかる区間もあるという。鉄道会社と沿線自治体、国が存廃等を協議する「再構築協議会」が全国で初めて開かれることとなったが、廃線の危機に地元の人たちは何を思うのか。

ニュース番組では表現しきれない地元の人たちの思いや、40年間きっぷを販売する夫婦が語る圧倒的な「本音」を探り、長期取材で見えた「赤字続きローカル線」の未来を考える。俳優で鉄道愛好家の六角精児さんがナレーションを務める。

  • 小奴可(おぬか)駅できっぷを販売する林嘉啓(よしひろ)さん・千鶴さん

広島ホームテレビでは4月20日10時15分から放送。『テレメンタリー 2024』(テレビ朝日系列の全国24社が共同で制作)にて全国放送されるが、放送日や時間は局によって異なる。